研究課題/領域番号 |
13670990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
黒田 安計 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (20323727)
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研究分担者 |
西川 徹 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00198441)
柏 淳 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10301227)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 覚せい剤 / メタンフェタミン / 精神疾患 / ゲノム / 発達依存性 / SNP / 発達依存症 |
研究概要 |
(1)統合失調症(精神分裂病)の疾患関連候補遺伝子の解析 統合失調症様症状発現薬に対して発達段階によって応答性を変えてくる遺伝子群のうち、ラットで単離されたmrt1(methamphetamine responsive transcript 1)について、ヒト相同遺伝子の解析を行った。その結果、ヒトMRT1の2つのsplice variant MRT1A並びにMRT1B遺伝子の全長が決定された。さらに、BAC(bacterial artificial chromosome)クローン解析とデータベースの検索によって、MRT1遺伝子のゲノム上の位置やexon-intronの境界が決定された。これらの結果を元に、コーディング領域並びにその近傍の変異を、direct sequencing法やSSCP(polymerase chain reaction-single strand conformational polymorphism)法を用いて約100例についての検索した。その結果、11個のSNPが検出された。引き続き行ったプロモーター領域約3Kbの解析の結果では、さらに計6個のSNPが発見された。 (2)精神神経疾患患者と健常対照者との変異頻度の比較 検出されたゲノムDNA上の変異について、健常対照者や、気分障害などの他の精神疾患でも認められるかどうかをMALDI-TOF法やprimer extension法を用いて確認し、変異の頻度について比較検討(症例対照研究)を行った。エクソン4でみられたMet=>Valのアミノ酸置換を伴う一個のSNPと、イントロンでみられた2個のSNPについて統合失調症、気分障害、健常対照者についてPCR-RFLPやdirect sequence法により解析を行った結果では、各遺伝子の頻度やアレル頻度には、疾患群で有意な差異は認められなかった。
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