研究課題/領域番号 |
13671143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
河野 寿夫 杏林大学, 医学部, 教授 (10306673)
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研究分担者 |
野田 絵里 杏林大学, 医学部, 助手 (70360104)
渡辺 浩志 杏林大学, 医学部, 助手 (50281332)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | HF0 / CMV / TNF-α / IL-8 / NF-κB / 肺損傷 / サーファクタント / HFO / EMSA / サーファクタント欠乏 / TNFα / in situ hybridization / 免疫組織染色 |
研究概要 |
成熟兎を用い、温生食水を用いて肺洗浄を行いサーファクタント欠乏肺のモデルを作成し、従来の人工換気法(CMV)にて換気を行うことにより惹起される肺損傷につき、肺損傷の少ない高頻度振動換気(HFO)と比較し検討した。以前の検討から、CMVによる肺損傷にPMN、TNFαが関与している事が示されている 1.肺胞上皮細胞におけるTNFαの発現 肺洗浄モデルを用い、CMV換気後の肺胞上皮におけるTNFαの発現を免疫組織染色で検討した結果、CMV換気後はHFO換気後に比しTNFαの発現が多く、肺胞上皮もTNFα産生に関与していることが判明した。 また、同モデルにてin situ hybridizationによる肺胞上皮細胞におけるTNFαmRNAの発現をみた結果CMV換気群ではHFO換気群に比し発現が多いことが判明し、免疫組織染色の同様の結果を得た。 2.人工換気によるIL・8産生について 同モデルで換気後の肺洗浄液中IL-8濃度を測定したところ、HF0はCMVに比べて低値で、肺組織中のIL-8のWestern-blottingではCMVでHF0に比べて強い反応を示した。免疫組織化学染色でも、CMVでHF0より強く染色された。以上より、IL・8の産生は、CMVに比べてH1F0では抑制される事が示された。 3.NF-κBの活性化に関する実験 CMVによる肺損傷成立には、NF・κBの活性化が関与しているという仮説のもと検討を行った。同モデルで、換気終了後の肺組織におけるNF-κB活性をEMSAで検討した。全肺におけるEMSAでは、CMVではNF-κBの活性化が認められた。それらと比較して、HF0ではNF-κBの活性は軽度であった。以上の結果から、CMVによる肺損傷成立には、NF-κBの活性化が関与していると考えた。
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