研究課題/領域番号 |
13671159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
高須 信行 琉球大学, 医学部, 教授 (20020927)
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研究分担者 |
幸喜 毅 琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (80273415)
島袋 充生 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (60271144)
小宮 一郎 琉球大学, 医学部, 助教授 (50162061)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | バセドウ病 / TSH受容体抗体(TRAb) / 甲状腺刺激抗体(TSAb) / CTLA-4 / 緩解 / 抗甲状腺剤 / CTLA-4遺伝子多型 / 放射線療法 / 遺伝子異常 / 高感度TSAb / CTLA-4遺伝子多形 |
研究概要 |
バセドウ病は難治疾患である。バセドウ病には緩解するものと緩解しにくいものがあり、両者を早期に区別することが大切である。バセドウ病患者治療の課題は「どのようにして緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別するか」ということである。「緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別すること」を中心にバセドウ病緩解をCTLA-4・GD遺伝子異常と超高感度TSAbから研究した。緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別する方法を明らかにした。さらに遺伝子レベルで緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別する方法を明らかにした。バセドウ病は自己免疫疾患である。バセドウ病発症は免疫制御機構の異常による。この免疫制御機構の異常には遺伝因子と環境因子が関与している。遺伝因子としてはCTLA-4遺伝子がある。CTLA-4遺伝子多形とバセドウ病緩解が関係していることを明らかにした(J.Clin Endoclin Metab 87:2593,2002)。CTLA-4のExon 1の49A/G多形がバセドウ病緩解に関係している。Aが多いものでは緩解するが、Gが多いものは緩解しない。Aが多いものでは抗甲状腺剤で治療する。Gが多いものは放射線療法あるいは手術をする。 緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別する方法を明らかにした。TSH受容体抗体(TRAb)が早期にきれいに消失するものは緩解するが、TRAbが複雑な動きを示すものは緩解しにくい。さらに遺伝子レベルで緩解するものと緩解しにくいものを早期に区別する方法を明らかにした。CTLA-4遺伝子多形とバセドウ病緩解が関係していることを明らかにした(JCEM)。CTLA-4のExon 1の49A/G多形がバセドウ病緩解に関係している。Aが多いものでは緩解するが、Gが多いものは緩解しない。Aが多いものでは抗甲状腺剤で治療する。Gが多いものは放射線療法あるいは手術をする。
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