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乳癌細胞のホルモン依存性喪失過程に伴う浸潤能の変化と低分子量G蛋白質の役割

研究課題

研究課題/領域番号 13671239
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

駒木 幹正  徳島大学, 医学部附属病院, 講師 (60215382)

研究分担者 増田 栄太郎  徳島大学, 医学部附属病院, 助手 (50314860)
近藤 和也  徳島大学, 医学部, 講師 (10263815)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードRho A / Rho B / Rac-1 / estrogen receptor / DMBA induced breast cancer / breast cancer
研究概要

【ヒト乳癌におけるRho family蛋白の発現-ER,組織学的悪性度との関連】
ヒト乳癌(浸潤癌)では,Rho family蛋白は弱く発現するものが多かった。また,ER発現とRac 1発現には逆相関がみられたが,ER発現とRho B発現には関連がなかった。Rho family蛋白間ではRac 1発現とRho A発現には関連がみられた。
組織学的悪性度との関連ではRho A発現と腺管形成性の間に相関がみられた。
【DMBA誘発乳癌における浸潤能とRhoファミリー蛋白発現】
(1)今回,DMBAラット乳癌の経時的Rho Family Proteins発現は,触知初期ではRho-A, Rac-1は強発現するものが多く,16週になるとその発現が低下する傾向をみせた。しかし,有意といえる変化は確認できなかった。一方Rho-Bは一定の傾向をみせなかった。これは,今回担癌ラットが採取週によって個体が異なったことや標本数が少なかったことなどが要因ではないかと考える。また,エストロゲンレセプターは従来の検討結果と同様,発現は触知開始以後低下傾向にある。(2)DMBAラット乳癌においてもRho-A, Rac-1は発現の状況が平行していると思われる。(3)DMBAラット乳癌では触知開始以後,その増殖につれて浸潤能は加速されていると考えられる。ことに発生後16週のものは触知直後に比べて有意に浸潤能が高い。(4)以上から,DMBAラット乳癌では増殖能の亢進につれて,エストロゲンレセプター蛋白発現が低下傾向にあり,かつRho-A, Rac-1蛋白発現が低下している可能性が考えられる。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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