研究課題/領域番号 |
13671315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
濱田 信男 鹿児島大学, 医学部, 講師 (30253868)
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研究分担者 |
中村 登 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手
菰方 輝夫 鹿児島大学, 医学部附属病院, 助手
石崎 直樹 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 小腸 / 虚血再灌流障害 / ischemic preconditioning / ATP感受性kチャンネル / Ischemic Preconditioning / ATP感受性Kチャンネル |
研究概要 |
[目的]虚血再灌流障害に対するischemic preconditioning(IP)の臓器保護効果はこれまで多くの臓器において報告されているが、小腸のIP効果については未だ報告例が少なく十分な検討が行われていない。今回、犬を用い小腸虚血再灌流障害に対するIP効果及びその機序について実験的に検討した。[方法]体重8-13kgの雑種成犬を用いた。小腸を遊離後に上腸間膜動静脈を遮断し120分間虚血したcontrol群(n=5)、15分間虚血再灌流のIP後に120分間虚血したIP群(n=5)を作成し、さらにcontrol群と同モデルにATP感受性Kチャンネル開口薬(Nicorandil)を投与した群をNic群(n=5)、IP前にATP感受性Kチャンネル遮断薬(Glibenclamide)を投与した群をGli群(n=5)とし、再灌流後の門脈血中CPK、Lactate、TNF-αの動態と、腸管粘膜pH(pHi)、小腸の組織学的障害の程度を比較検討した。[結果]再灌流1時間後のTNF-α値は群間で有意差を認めなかったが、IP群はcontrol群に比べ再灌流後の門脈血中CPK、Lactateは低値を示し、pHiは維持された。Parkらの分類に基づく組織学的障害度の評価では、IP群はcontrol群に比べより軽度であった。Nic群はcontrol群に比べ再灌流後のpHi値は有意に良好な値を示し、IP群はGli群に比べpHi、門脈血中CPKで有意に良好な値を示した。[結語]Ischemic preconditioningは小腸虚血再灌流障害の軽減に有効で、その機序としてATP感受性Kチャンネルの関与が示唆された。
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