研究課題/領域番号 |
13671353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
吉田 奎介 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (90018680)
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研究分担者 |
黒崎 功 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (50293220)
白井 良夫 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (50216173)
大竹 雅広 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (30328869)
岩渕 三哉 新潟大学, 医学部, 教授 (70143766)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 胆嚢癌 / ヘリコバクター / 胆道ヘリコバクター感染 |
研究概要 |
胆道癌罹患率の地域差を説明する因子として、Helicobacterの胆道感染が何らかの役割を果たしているかどうかを検討する目的で、胆道疾患患者66例の摘出胆嚢65検体、採取胆汁62症例分について下記の方法でHelicobacterの検索を行った。 1.PCR法による胆嚢組織ならびに胆汁中Helicobacter属特異的16S rRNA検索:66例中陽性例1例(1.5%)のみであった。 2.nested PCR法によるHelicobacter pylori genomic DNAの860bp fragmentの検出:66例中陽性例12例(18%.)であった。1例は16S rRNA陽性例であった。 3.培養試験(ヘリコバクター培地;ニッスイ):全例培養陰性であった。 4.HE染色とGiemsa染色標本による組織学的検索:DNA検索例55例中1例(胆石症)にHelicobacter様桿状菌を認めた。しかし、当該症例のDNA検索は陰性であった。他に過去手術例112例中1例(胆嚢癌)同様の菌体を認めた。PCRで陽性反応を示した6例に施行した免疫染色法では陽性例はなかった。 5.血中抗H.pylori抗体は検索された34例中20例(58.8%)に陽性であった。DNA検索陽性例中抗体が検査された1例は抗体陽性であった。 以上の結果から、我々は新潟地方の胆道疾患患者の胆嚢粘膜と胆汁中にH.pylori由来と考えられるDNA断片を18%に検出したものの、組織学的並びに細菌学的に胆嚢粘膜でHelicobacterが高頻度にactiveな炎症を引き起こしている証拠をつかむことが出来なかった。MatsukuraらがH.bilis感染の可能性を示したことから、今後我々もH.bilisに焦点を集めて再検討を行う予定である。
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