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下大静脈留置ハイブリッド化人工血管の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13671374
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関山形大学

研究代表者

内田 徹郎  山形大学, 医学部, 助手 (30323166)

研究分担者 島崎 靖久  山形大学, 医学部, 教授 (60116043)
乾 清重  山形大学, 医学部, 講師 (70250941)
渡辺 隆夫  山形大学, 医学部, 助教授 (60138922)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード人工血管 / CD34抗体 / 内皮化 / 血管内皮前駆細胞 / カテーテル
研究概要

流血中の骨髄由来血管内皮前駆細胞により内皮化を生じた小口径人工血管の開発を目的として実験を行った。末梢血液を採取し、In vitroで血管内皮前駆細胞を分離後に血管内皮細胞へ分化させ人工血管に播種する試みも行われているが、設備と時間を要するため、実用化されたとしても一般病院での臨床使用は困難である。このため設備を用いずに簡便に短時間に血管内皮前駆細胞の人工血管への播種が可能な手技開発を目的に実験を行った。
1.ポリウレタンカテーテルへのCD34抗体固相化
ポリウレタンカテーテル表面にポリスチレンビーズを用いて表面のポリスチレン加工を施行した。次にCD34抗体溶液にovernightで浸漬し、ポリスチレンビーズ表面へのCD34抗体固相化を行った。これによって、カテーテルの一部にCD34抗体固相化ポリスチレンビーズ付着させたカテーテルを作成した。
2.CD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルへの移植実験
イヌ外頸静脈よりCD34抗体を部分的にポリスチレンビーズを介して固相化させた、ポリウレタンカテーテルを挿入移植した。
1週間後に摘出し、CD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルとCD34抗体非固相化ポリウレタンカテーテルとの比較検討を行った。
その結果、CD34抗体非固相化ポリウレタンカテーテルに較べCD34抗体固相化ポリウレタンカテーテルでは血栓の付着が軽度であった。流血中に存在する血管内皮前駆細胞がCD34抗体固相化ポリウレタンカテーテル表面において、CD34抗体と抗原抗体反応により接着し、同部位において血管内皮前駆細胞から血管内皮細胞への分化が生じ抗血栓性を獲得したことにより、血栓付着が抑制されたものと考えられた。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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