研究課題/領域番号 |
13671402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
遠藤 俊輔 自治医科大学, 医学部, 講師 (10245037)
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研究分担者 |
齊藤 紀子 自治医科大学, 医学部, 助手 (00347999)
大谷 真一 自治医科大学, 医学部, 助手 (80337310)
蘇原 泰則 自治医科大学, 医学部, 教授 (60114097)
山口 勉 自治医科大学, 医学部, 助手 (30245071)
村山 史雄 自治医科大学, 医学部, 講師 (60200309)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 液体呼吸 / ARDS / フッ素化合物 / 人工呼吸器関連肺損傷 / 蛍光顕微鏡 / 肺微小循環 / ガス交換 / 生体肺観察 / 急性肺損傷 / lung pnotective strategy / alveolar recruitment |
研究概要 |
エンドトキシン誘発肺損傷ラットモデルでは損傷程度に個体差が強く出てしまうため、本研究ではARDSモデルとして、均一に肺損傷を誘発できる塩酸誘発急性肺障害ラットを使用した。 実験方法は肺損傷誘発ラットに対し機械的人工呼吸管理を行った群と液体呼吸を併用した群の各々の肺微小循環を可視化し、肺循環が保たれている機能的肺胞毛細管網(Functional Alveolar Capillary Network ; FAC-Net)の数とサイズを測定した。同時に血液ガスを測定しガス交換能を評価した。 その結果、液体呼吸群では機械的人工呼吸群と比較し、虚脱した肺胞が再構築され機能的肺胞毛細管網の数が増加するばかりでなく、機械的人工呼吸に伴い過伸展された肺胞も有意に縮小した。以上の結果よりガス交換能の改善のみならず液体呼吸は人工呼吸器関連肺損傷(ventilation associated lung injury)を軽減させる効果があることが示唆された。 本実験結果は2001年日本胸部外科学会(10月)・2002年日本微小循環学会(2月)・日本外科学会(4月)にて発表した。また2002年のMicricirculation annualと2003年2月の米国外科学会雑誌「Surgery」にて誌上発表した。
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