研究課題/領域番号 |
13671465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
戸田 正博 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20217508)
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研究分担者 |
河瀬 斌 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40095592)
河上 裕 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50161287)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | グリオーマ / 遺伝子診断 / SAGE / 癌 / 特異的遺伝子 / RT-PCR法 / GeneChip / 脳 / 網羅的解析 / 中枢神経系 |
研究概要 |
近年、未知の分子を含む遺伝子発現量を定量的にかつ、大量に解析する方法として、SAGE法(Serial Analysis of Gene Expression)が開発された。SAGE法は遺伝子と一対一に対応すると考えられる約10bpの塩基配列をtagとして大量に塩基配列解析を行うものであり、定量的な遺伝子発現解析が可能である。 本研究ではグリオーマ遺伝子診断法の開発を目的として、NCI (National Cancer Institute)データベース上に公開されているグリオーマをはじめとする各種癌、及び正常組織の遺伝子発現解析プロファイルを利用しグリオーマ特異的な発現をするEST (expressed sequence tag)の選出を行い、さらにGenechipにより正常脳組織とグリオーマ組織における網羅的遺伝子解析を行い、データベースを利用したSAGE解析と組合わせることでより精度の高い体系的な遺伝子発現解析を行った。 これらの解析結果より、正常脳組織と比較してグリオーマにおいて高い発現を示す遺伝子群、グリオーマ抗原候補遺伝子を選出し、さらに、RT-PCR法によりにこれら候補遺伝子の正常組織と比較してグリオーマにおいて高い発現を示すグリオーマ抗原分子を同定した。 現在、定量的な発現解析を行うためのプライマーやPCR条件の最適化を行っており、今後は迅速遺伝子診断への応用を検討していく予定である。
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