研究課題/領域番号 |
13671530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
金 郁ちょる 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50244603)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 超伝導量子干渉素子 / 微小磁場変化 / 細胞増殖能 / 腫瘍増殖能 / SQUID / 細胞増殖 / 微小電位 |
研究概要 |
今日生体内の微小電流に伴って生じる微小磁場を計測できる超伝導量子干渉素子(Superconduction Quantum Interference Device : SQUID)の開発によって、生命活動に伴って生じる微小電流の方向とその三次元的局在の計測が可能となり、現在、脳磁図、心磁図として研究が続けられている。磁場は生体のいかなる組織によっても影響されないが、組織の電気的変化に影響される。3年前からわれわれはSQUIDを用いた仮骨や骨組織に関する研究を本邦ではじめて行ってきた。今回は培養細胞を用いて細胞レベルでの膜電位の変化や代謝産物、分化や増殖に伴う電位の変化を非侵襲的に磁場変化として捉え、骨芽細胞系の分化や増殖、腫瘍細胞特に骨肉腫系の細胞増殖における微小磁場変化を比較することを試みた。平成13年度は独自の恒温装置を開発し、培養細胞の増殖に伴う磁場変化を観察したが、ノイズを排除できないため、温度条件や恒温維持のための通気を変化させてみたが、ノイズを排除できる条件は見出せなかった。平成14年度は培養細胞をその増殖能に影響がでるが、室温状態でその増殖変化に伴う磁場変化について検討することを考えたが、島津製作所製の単チャンネルSQUIDセンサーが事情により使用できなくなり、現在脳磁図に使用されている多チャンネルでその計測を行う予定であるが、多チャンネルでの磁場解析に関する問題点をはじめに解決するための予備実験を計画中である。
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