研究課題/領域番号 |
13671542
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
川久保 誠 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00161290)
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研究分担者 |
高橋 正憲 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (10095622)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 低出力超音波パルス / 磁場照射 / 損傷腱 / 腱修復 / 超音波パルス / 腱報復 |
研究概要 |
目的 超音波パルスまたは磁場照射が損傷膝蓋腱の修復過程に及ぼす影響についての実験を行った。 方法 成熟ラットを用いて実験を行なった。直径2mmの膝蓋腱に欠損を作成した。 術後、超音波パルス照射群または磁場照射群と何にも照射しないコントロール群の2群を作成し、1日あたり局所に20分の超音波または磁場照射を行い、1週照射、2週照射、3週照射、4週照射後に屠殺して、損傷膝蓋腱の治癒過程を肉眼的、組織学的に観察した。評価は肉眼的観察ではコンピュータを用いた画像処理で組織修復状態を定量的行い、組織学的評価では膠原線維の配列、成熟度を光学及び電子顕微鏡で観察し、コンピュータの画像処理から定量的な評価を行った。また引っ張り試験より、強度の実験を行った。 結果 超音波照射群は照射後1週の時点でコントロール郡と比較して肉眼的には腱の修復が促進していた。照射後3週を経過すると両群の間に明らかな差は認めなかった。組織学的にも超音波の照射は腱修復の初期過程を促進していた。しかし、強度試験では超音波、磁場照射にて修復腱の強度は増加していなかった。今後は、細胞レベルでの評価が必要で、培養細胞に磁場または超音波照射を行い、組織増殖能を評価し、有意の差が確認できたうえで発表、論文にする予定である。 結論 損傷腱は超音波照射により、初期の修復過程が促進された。
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