研究課題/領域番号 |
13671617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
上園 晶一 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (10291676)
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研究分担者 |
山縣 克之 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10328461)
野村 実 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80167577)
堀田 有香子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00318148)
小森 万希子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60178332)
市川 順子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (60318144)
原 芳樹 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (10208663)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 肺高血圧 / モノクロタリン / NF-κB / ラット / マウス / 片肺切除 / 肺高血圧症 / アンチセンス |
研究概要 |
2年間におよぶ本研究の成果の概略を箇条書きに示す。 1.マウスにおいては、MCT単独投与では、肺高血圧症を生じない。一方、ラットでは、MCT 60mg/kgを皮下注すると、4週間ほどで、マイルドな肺高血圧症を生じる 2.マウス(20g)とラット(50gから300g)で、片肺摘出術を行い、ほぼ100%近い生存率を得られる技術を確立した。片肺手術のみでは、肺高血圧症にはならない。 3.マウス、ラットにおける開胸肺動脈圧測定法を確立した。 4.成獣ラット(週齢13週)に片肺摘出術を施行し、1週間後にMCT 60mg/kgを投与したところ、3週間後には、平均肺動脈圧は、41±3,5mmHgに上昇した。コントロール群、片肺摘出術のみを行った群、MCTのみを投与した群の平均肺動脈圧は、それぞれ18±1.1mmg、19±1.7mmHg、25±0mmHgであることから、片肺摘出術を施行することで、MCT誘発の肺高血圧の程度は約1.8倍程度増強することが示された。 5.上記の各群の肺を病理組織学的に検討した。片肺摘出術のみの群では、比較的太い肺動脈の中膜の肥厚が認められ、小動脈に変化はなかった。MCT単独投与群では、小動脈に中膜の肥厚が認められてが、内膜の肥厚は認められなかった。片肺摘出とMCT投与を組み合わせた群では、小動脈に内膜の肥厚が認められた。以上の病理学的所見は、生理学的なデータである肺動脈圧とよく相関していた。 6.NF-κBアンチセンスオリゴを腹腔内投与しても、ほとんど肺血管に取り込まれない。気管内投与された場合は肺血管に取り込まれる。 7.Rabbit ear chamberによるmicrocirculationの観察に用いる実験技術を肺血管動態の解析に応用できないかどうか検討した。 8.小動物用にも用いることが出来る、携帯用麻酔器の開発に着手し、特許を出願した。
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