研究課題/領域番号 |
13671632
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
笹川 五十次 (2002) 山形大学, 医学部, 講師 (80196146)
久保田 洋子 (2001) 山形大学, 医学部, 助教授 (60125763)
|
研究分担者 |
冨田 善彦 山形大学, 医学部, 教授 (90237123)
笹川 五十次 山形大学, 医学部, 講師 (80196146)
中田 瑛浩 山形大学, 医学部, 教授 (50009495)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 前立腺特異抗原 / 代謝 / アンチキモトリプシン / 腎臓 / 肝臓 / 前立腺癌 / PSA |
研究概要 |
PSA(ヤトロン社、東京)とアンチキモトリプシン(シグマ社、東京)を反応させてPSA-ACTを作製した。ゲル濾過クロマトグラフィーにより遊離PSAとPSA-ACTを分離し、PSA-ACTを抽出した。抽出産物はロット毎に純度を確認し、純度90%以上のもののみを採用した。 ^<125>INaでPSA, PSA-α2マクログロブリン複合体(シグマ社)および先に作製し保存しておいたPSA-アンチキモトリプシン複合体をラベルし、各放射活性を50-100Ci/mg Proteinに調整した。 Wister系雄性ラット尾静脈にラベルしたPSA(10^6cpm)を静注し、30、60、90、120、180、300、600、1800秒後に下大静脈血を採取し、放射活性を測定した。PSA-αM, PSA-ACTについても同様の実験を行い消失曲線を作成した。また、静注600、1800秒の腎および肝組織を採取し組織の放射活性を測定した。PSA, PSA-αM, PSA-ACTは各々半減期8.2±3.5、7.8±4.2、6.2±3.1分で血中から消失した。静注10分後の腎には各々総投与量の45.4±9.8%、0%、16.6±3.3%の核集積が認められ、30分後では28.1±7.2%、0.8±0.6%、13.6±4.2%の核集積が認められた。また、静注10分後の肝には各々総投与量の30.2±8.1%、40.5±18.7%、21.6±10.3%の核集積が認められ、30分後の肝には各々17.8±6.2%、39.5±12.7%、15.8±8.2%の核集積が認められた。 以上の結果から、PSAは主に腎から代謝または排泄され、PSA-αMは主に肝で代謝または排泄される可能性が示された。
|