研究課題/領域番号 |
13671634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
黒川 公平 群馬大学, 医学部, 講師 (50225281)
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研究分担者 |
山中 英寿 (山中 英壽) 群馬大学, 医学部, 教授 (70110393)
鈴木 和浩 群馬大学, 医学部, 助教授 (80312891)
深堀 能立 群馬大学, 医学部, 講師 (90199167)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 機能解剖 / 勃起能 / 膀胱機能 / 手術 / 温存評価 / 骨盤内手術 / 機能温存 / 陰茎海綿体内圧 / 膀胱内圧 |
研究概要 |
学内IRBに申請の上平成14年1月より臨床試験を開始した。内容は、骨盤臓器がんの根治手術例に対して排尿を司る神経、勃起神経および射精を司る神経の温存の評価である。現在までに50例がエントリーした。内訳は泌尿器科癌3例、男性直腸癌22例、女性直腸癌6例および子宮頚癌19例であった。泌尿器科癌2例、男性直腸癌15例、女性直腸癌6例および子宮頚癌15例が試験を終了した(癌の進行などによる除外例4例)。術後経過の観察から、膀胱機能・勃起能の術中判定が適格であったと想定されるものは、82.3%(28/34)であった。 新たな問題点は、温存評価の正確性は高いが、これが必ずしも温存結果の改善に結びついていないことである。婦人科領域では、術開始時の神経同定不十分例が若干存在した。神経の同定は極めて重要で、温存評価の根幹をなすものであるため、この神経同定の改善を目指し刺激電極を試作した。これは一本の電極で曖昧刺激と、厳密な刺激が可能な複合電極ですでに臨床応用を開始した。これにて、開始時の神経同定がさらに容易になり、より確実に神経同定可能となった。さらに、安価で性能的に同等の装置のプロトタイプが完成し、動物実験による性能評価が終了した。これが、製品化されればこの評価法のさらなる臨床的普及が見込まれると想定される。
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