研究課題/領域番号 |
13671643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
出口 隆 岐阜大学, 医学部, 教授 (40163935)
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研究分担者 |
横井 繁明 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (20313900)
石原 哲 岐阜大学, 医学部, 助教授 (00193342)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 尿道炎 / PCR / DNAマイクロアレイ / マイコプラズマ / ウレアプラズマ / DNAチップ / 淋菌 / クラミジア |
研究概要 |
男子非淋菌・非クラミジア性尿道炎の起炎菌を検索する目的にて、ヒトから分離されるマイコプラズマおよびウレアプラズマの15菌種の16s rRNA遺伝子に共通するプライマーを用いたPCR法にてDNA断片を増幅させ、そのDNA断片の塩基配列を決定することにより、尿道炎患者の尿道から検出されるマイコプラズマおよびウレアプラズマを特定した。その結果、尿道炎患者の尿道からは、Mycoplasma genitalium、Mycoplasma hominis、Ureaplasma urealyticumおよびUreaplasma parvumが検出された。そこで、これら4菌種のDNAをマイクロプレートに固相化し、上記のPCR産物とハイブリダイゼーションすることによるこれら4菌種の検出法を開発し、臨床検体からの検出を行った。また、これら尿道炎炎患者から検出されるマイコプラズマおよびウレアプラズマを含め尿道炎およびSTDの原因となり得る淋菌、クラミジア、Bacteroides ureolyticum、Haemophilus influenza、Haemophilus parainfluenzaなどの細菌のDNAをスライドグラス上に整列させたDNAチップを作成中であり、PCR法と組み合わせることにより尿道炎を含むSTDの起炎菌の包括的な検出法を開発中である。さらに、M.genitaliumに関しては、real-time PCR法による定量的検出法の開発および臨床検体からの検出への応用を行い、非淋菌性尿道炎患者の初尿中に有意に多いM.genitaliumの菌量が含まれることを示すとともに、菌量の増加にしたがって臨床症状が再発することを示した。同様の検討をU.urealyticumにても実施中である。今回の研究により、従来の行われてこなかった尿道炎の起炎菌に対する包括的な遺伝子診断法と起炎菌の定量的な評価法の開発を行うことができ、今後の臨床応用が期待される。
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