研究課題/領域番号 |
13671655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 教授 (00232471)
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研究分担者 |
須那 滋 香川大学, 医学部, 助手 (40253265)
中村 陽市 東京医科大学, 医学部, 講師 (40147210)
寺山 隼人 東京医科大学, 医学部, 助手 (00384983)
内藤 宗和 東京医科大学, 医学部, 助手 (10384984)
飯村 彰 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (30211022)
林 省吾 東京医科大学, 医学部, 助手 (60349496)
竹内 義喜 香川大学, 医学部, 教授 (20116619)
市川 早苗 東京医科大学, 医学部, 助教授 (60112786)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 精巣 / 捻転 / 炎症 / 血流障害 / 精子形成 |
研究概要 |
1.精巣の働きは、精子形成と男性ホルモン分泌である。 2.精子は人体で最後に出現してくる細胞として、免疫学的に特殊である。すなわち、免疫寛容の時期よりはるかに遅れて成熟してくるため、外来異物として認識されやすい。 3.しかし、外来異物として排除されないために、セルトリ細胞間の血液-精巣関門が精子を免疫系から隔絶していると考えられている。ところが、血液-精巣関門は直接細管・精巣網のレベルで開放されていることが我々の研究で明らかとなった。 4.また、抗サイトカイン抗体や免疫調節剤により精巣自己免疫が抑制または憎悪することが本研究でわかった。 5.この精巣免疫の研究は、実験的自己免疫性精巣を用いて進められてきたが、精路通過障害や精巣捻転などの臨床モデルでどうなるかがまだ明らかとなっていないので、それを明らかにしようと試みた。 6.別の研究で、片側精巣外傷で反対側に精巣炎が惹起されること(執筆中)を観察したが、残念ながら、片側の精巣捻転や精路通過障害では反対側の精巣組織変化は誘導できなかった。今後、内分泌撹乱物質(フタル酸やカドミウム)や精巣自己抗原感作などを併用した実験系で、反対側精巣に影響がでるかどうかを検証したい。
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