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腎癌における低分子量G蛋白質Rhoファミリーの発現

研究課題

研究課題/領域番号 13671682
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関福岡大学

研究代表者

辻 祐治  福岡大学, 医学部, 助教授 (10188534)

研究分担者 辻 恵美子  福岡大学, 医学部, 講師 (10248495)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード腎細胞癌 / 分子生物学 / 低分子量G蛋白 / 細胞骨格形成 / salt-tolerant protein(STP) / 低分子量G蛋白質 / Rhoファミリー / Cdc42 / 腎癌
研究概要

我々は酵母の塩分耐性因子HAL-1に機能的相補性のある遺伝子をラット腎よりクローニングし、Salt-tolerant protein(STP)として報告してきた。STPは、腎臓において近位尿細管に局在し、シグナル伝達に関与する蛋白質である可能性が高い。さらに最近、低分子量G蛋白Rhoファミリーの一員であるCdc42と相互作用を持つ蛋白として報告されたCIP4がSTPと同一蛋白であることが判明した。Rho蛋白は、アクチン細胞骨格の再編成を介して細胞の形態変化や運動、接着など多彩Fな細胞機能を制御し、癌細胞の悪性化、浸潤・転移に関与していることが明らかになりつつある。
(1)腎癌患者におけるSTP変異体の検索
当科外来及び入院腎癌患者よりEDTA採血後genomic DNAを抽出し、目的とする部分をPCRにて増幅しシークエンスにて変異体を検索した。予備実験の段階でヒト腎癌患者でSH3領域より上流に停止コドンをもつ変異体を見い出しているが、現在のところ同様の変異は見つかっていない。
(2)トランスジェニックマウスの作製
ホモ接合体の同定には至らず、過剰発現において致死的に作用する可能性もある。
(3)STP野生体、変異体黄色蛍光タンパク質発現系の確立
我々が分離同定したSTPの野生体、変異体遺伝子を、黄色蛍光タンパク質発現ベクターpEYFP-C1にクローニングし、COS-1細胞に発現する系を確立した。野生体では細胞質に、変異体では核近傍に発現を認めるが、現在、変異体の細胞内局在を検討中である。
(4)STP及びCdc42発現とアクチン等細胞骨格形成蛋白発現について
上記の遺伝子を発現した細胞において、アクチン、Cdc42タンパクの発現の変化について検討した。これらの結果については、現在、論文投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tsuji, Y, Tsuji, E: "Human salt-tolerant protein alternativesplicing mutation in renal cell carcinoma"Cancer Research. (submitted).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tsuji Y & Tsuji E: "Human Cdc42 interacting protein alternative splicing mutation in renal cell carcinoma"Cancer research. (submitted).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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