研究課題/領域番号 |
13671699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (80260496)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 子宮内膜症 / 血管新生 / IP-10 / 腹腔内貯留液 / 子宮内膜 / 低酸素 |
研究概要 |
[目的]子宮内膜症の発症において、腹膜で子宮内膜様組織が発育、増殖するために血管新生が重要な役割を担っていると考えられている。血管新生には、正の制御をつかさどる血管新生因子と、逆に、負の制御を行なう血管新生抑制因子がある。血管新生因子に関しては、我々が既に報告しているHGFをはじめとして多くの因子が子宮内膜症との関連について調べられている。一方、子宮内膜症における血管新生抑制因子に関する研究は殆どないため、今回の研究では血管新生抑制因子のひとつであるIP-10について調べた。[方法]同意のもと、不妊症などのために腹腔鏡を施行される患者より腹腔内貯留液(PF)を採取した。PF中のIP-10をELISA法により測定した。また、PFより分離したマクロファージを、採取した正常腹膜組織、子宮内膜症組織よりRNAを抽出し、IP-10とそのレセプターのmRNA発現をRT-PCRにより検討した。[成績]PF中のIP-10はIII, IV期の進行した子宮内膜症においてI, II期より有意に低下しており、子宮内膜症のない群と比較しても低下している傾向にあった。IP-10とそのレセプターのmRNAは、調べた組織すべてにおいて広く発現していた。[結論]進行した子宮内膜症のPF中で血管新生抑制因子であるIP-10が低下していたことより、全体としての血管新生の亢進が子宮内膜症の進展に寄与している可能性が示唆された。
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