研究課題/領域番号 |
13671765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
渡辺 知緒 (2002) 山形大学, 医学部, 助手 (60344793)
鈴木 豊 (2001) 山形大学, 医学部, 助手 (70250925)
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研究分担者 |
伊藤 吏 山形大学, 医学部, 助手 (50344809)
鈴木 豊 山形大学, 医学部, 助手 (70250925)
青柳 優 山形大学, 医学部, 教授 (40107181)
伊藤 智史 山形大学, 医学部, 助手 (80332542)
布施 健生 山形大学, 医学部, 講師 (00167628)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 聴性定常反応 / 変調周波数追随反応 / 複合振幅変調音 / 他覚的聴力検査装置 / 他覚的聴力検査 |
研究概要 |
複合振幅変調音(multiple simultaneous stimuli)を用いた正弦波的振幅変調音(SAM音)による聴性定常反応(変調周波数追随反応AMFR)を利用した幼児用他覚的聴力検査装置を開発し、睡眠中の乳幼児を対象にした臨床的研究がおこなわれた。 一般にAMFRはMFに一致した周波数のサイン波状の加算波形として記録されるが、反応電位は微細である。そのため、反応閾値付近では背景脳波などのノイズと重なり記録波形そのものから視覚的に反応の有無を判定することは困難であり、われわれはAMFRの閾値判定に位相スペクトル解析法の一種であるphase coherenceを導入しているが、今回複数のSAM音を組み合わせた刺激信号に対してソフトウエア上で各SAM音それぞれにトリガーをかけて独立した反応波形として収録し、phase coherenceを反応閾値判定に利用する新しい手法よるシステムを作成した。 本システムを用い、変調周波数の帯域を80-100Hzとして難聴児を含む乳幼児に検査を試み、反応閾値について検討した。その結果の一部は2002年の日本聴覚医学会で報告された。聴力正常者(睡眠時乳幼児)を対象としての検討はreterospectiveに純音聴力検査等で確認が必要であるため、いまだ数的に不十分な状況にある。したがって、市販されているPCベースの誘発反応測定装置にソフトウエアとして組み込み、複数の施設での臨床研究を計画している。
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