研究課題/領域番号 |
13671774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
伊藤 真人 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (50283106)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | プロブスト交連切断モデル / 顔面神経障害モデル / エリスロポエチン / TJ-23(当帰芍薬散) / GCSF(顆粒球コロニー増殖因子) / フリーラジカル消去作用 / ビタミンE / エリスロポエイン / TJ-23 / 当帰芍薬散(TJ-23) / プロブスト交連 / 外側毛帯背側核 / 中枢性聴覚障害 / 神経再生・変性 |
研究概要 |
中枢神経再生のためには、損傷後の急性期の過剰な反応を抑え神経細胞を保護し、望みうる最良の状態で神経幹細胞などの移植ができることが望ましい。今回DNLLから下丘などへの交差性求心性投射路である、プロブスト交連切断モデルおよび、脳幹内顔面神経軸索切断モデルにおいて、各種薬剤(抗酸化剤、血球増殖因子など)投与が起始ニューロンの神経細胞死を抑制する効果があるかについて検討した。(1)プロブスト交連と顔面神経末梢軸索の切断結果を比較したところ、プロブスト交連障害後には顔面神経末梢軸索障害後に比べて、NOSの発現は時間的に早く発現しており、NOSの発現機序や働きの面で両者の間では違いがあることが示唆された。(2)通常の臨床で使用可能な薬剤であるTJ-23のフリーラジカル消去(抑制)作用に着目し、顔面神経末梢切断モデルおよび、顔面神経引き抜き障害モデルにおいて、TJ-23の効果を検討したところ、神経障害後に発現するNOSの発現をTJ-23は強く抑制すると共に、神経細胞の変性・細胞死を抑制する傾向が認められた。(3)ステロイドや強い抗酸化力をもつビタミンEによっても同様にフリーラジカルの発現が抑制され、特にビタミンE投与群では神経細胞の生存率が著明に改善した。(4)より強い起始ニューロン変性が励起される脳幹内顔面神経障害モデルにおいて、損傷部位への坐骨神経移植が神経細胞生存を助けることを確認した。(5)同じモデルを用いて、エリスロポエチン、TJ-23投与群において長期的には起始ニューロンの細胞死は免れないものの、障害後2週間程度の亜急性期までは神経細胞の延命効果が認められた。(6)プロブスト交連切断モデルにおいて、GCSF(顆粒球コロニー増殖因子)の投与によって、エリスロポエイチンに似た、起始ニューロンの延命効果が認められた。
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