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Galectin-3過剰発現による甲状腺発癌メカニズムの解明 ―特に、甲状腺特異的にgalectin-3を発現するトランスジェニックマウスの開発―

研究課題

研究課題/領域番号 13671777
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関大阪大学

研究代表者

猪原 秀典  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00273657)

研究分担者 赤埴 詩朗  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80322189)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードgalectin-3 / 甲状腺癌 / サイログロブリンプロモーター / トランスジェニックマウス
研究概要

甲状腺特異的にgalectin-3を発現するトランスジェニックマウスを作成するために、サイログロブリンプロモーター下にgalectin-3 cDNAをつないだトランスジーンpSKTg-galectin-3を構築した。pSKTg-galectin-3がサイログロブリンプロモーター下にgalectin-3の発現を誘導することを確認するために、galectin-3を発現しないラット甲状腺正常濾胞細胞株FRTL-5にpSKTg-galectin-3をlipofectionを用いてtransfectしstable transfectantを樹立したところWestern blottingによりgalectin-3の発現が確認された。そこで、このトランスジーンをC57BL/6マウス受精卵の前核中にマイクロマニピュレーターを用いて注入した。注入後に生き残った受精卵を不妊手術をした雄と交尾した仮親の卵管中に移植した。22匹(うち1例は死亡)の子供が出生し、尾からDNAを抽出してgalectin-3 cDNAに対するPCRを行ったところ、7匹(雄5匹、雌2匹)のマウスでトランスジーンが組み込まれていることを確認できた。この7ラインのトランスジェニックマウスを各々野性型のC57BL/6マウスと交配したところ現在までに5ラインで子供が出生した。これらの子供に対して尾からDNAを抽出してgalectin-3 cDNAに対するPCRを行い陽性率を検討したところ予想される陽性率50%に3ラインが合致した。これらから甲状腺を採取してgalectin-3の発現をWestern blottingにより確認した。現在この3ラインを繁殖中であり、今後長期間飼育し甲状腺に癌の発生が認められるか、経時的に観察する予定である。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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