研究課題/領域番号 |
13671851
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
梯 彰弘 自治医科大学, 医学部, 助教授 (30296123)
|
研究分担者 |
川上 正舒 自治医科大学, 医学部, 教授 (40161286)
黒木 昌寿 自治医科大学, 医学部, 助教授 (90215096)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | 糖尿病網膜症 / 糖尿病モデル動物 / 糖尿病 / スルホニルウレア / 血管新生緑内障 / 糖尿病白内障 / SDTラット / STZラット / 糖尿病動物モデル |
研究概要 |
1.研究の目的 DCCTやKumamoto Studyで示されたように糖尿病初期から厳格な血糖コントロールを行えば網膜症の発症、進展を抑制できるが現実には多くの症例で厳格な血糖コントロールは困難で、糖尿病治療を続けているにもかかわらず網膜症などの糖尿病合併症が進行する。従って合併症としての網膜症をターゲットにした薬物治療が望まれている。この目的を達成するためには1)糖尿病網膜症発症から進行、増殖性変化にいたるまでのメカニズムを解明すること、2)その網膜症発症、進行のメカニズムに沿った薬剤の開発、3)薬剤の効果を検討しうる網膜症動物モデルの開発、以上の3項目が必要である。 2.研究実績 1)EGR-1が糖尿病網膜症の発症、進展に関与していることをSDTラットおよびSTZラットにおいて免疫組織化学的な手法で確認した。OPNが糖尿病網膜症の発症、進展に関与していることをSDTラットおよびSTZラットにおいて免疫組織化学的な手法で確認し、さらに高血糖下培養した網膜血管内皮細胞のWestern biottingでOPNタンパクの産生を確認した. 2)網膜症動物モデルの開発 SDTラットの糖尿病網膜症の進行を蛍光眼底造影検査の手法を用いて評価した。ヒト糖尿病網膜症に頻繁に認められる蛍光色素の漏出や網膜血管の無環流領域が認められることを確認した。一方ストレプトゾトシンによる実験糖尿病ラットをBNラットを用いて作製し(STZラット)初期糖尿病網膜症のモデル動物として利用した。 3)糖尿病網膜症をターゲットとした薬剤 STZラットにおいてSU薬のグリクラジドが血糖コントロールとは無関係に初期網膜症に対し有効であった。
|