研究課題/領域番号 |
13671873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
田中 芳明 久留米大学, 医学部, 講師 (50188348)
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研究分担者 |
朝桐 公男 (浅桐 公男) 久留米大学, 医学部, 助手 (90268946)
疋田 茂樹 久留米大学, 医学部, 助手 (10189764)
つる 知光 久留米大学, 医学部, 講師 (80197764)
秋吉 建二郎 久留米大学, 医学部, 助手 (80268945)
谷川 建 久留米大学, 医学部, 助手 (30289491)
中溝 博隆 久留米大学, 医学部, 助手 (40289492)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 神経節細胞移植 / 神経節組織移植 / 結腸無神経節症 / 神経節移植 / GFP / 遺伝子銃 |
研究概要 |
1 はじめに ヒルシュスプルング病の病態は、腸壁内の神経細胞を先天的に欠如している病態である。 本研究の目的は、神経節細胞のみを移植し、その神経節細胞が生着し、神経ネットワークを形成しうるか否かを検討することである。 2 対象と方法 ラット神経節組織移植 Lewisラットの脊椎後根の神経節組織をLewisラットの盲腸から上行結腸の漿膜下に正常群と腸管虚血再灌流負荷群に移植した。2週間後、ラットを犠牲死させて、腸管組織を摘出し、ヘマトキシリン・エオジン染色。クロモグラニン染色、シナプトフィジン染色を行い、神経節組織の生着を検討した。 その結果、神経節細胞の生着率は両群ともに100%の生着率であった。生着の状態は虚血・再潅流負荷を加えたほうが、正常腸管に移植する群に比べて、より神経節組織が筋層内で癒合している所見を得られた。 ラット神経節細胞移植 Lewisラットの脊椎後根の神経節細胞浮遊液をLewisラットの盲腸から上行結腸の漿膜下に正常群:腸管虚血再灌流負荷群に移植した。尚、細胞移植は一匹のラットの3ヶ所に、それぞれ異なる細胞数で移植した。2週間後、ラットを犠牲死させて、腸管組織を摘出し、ヘマトキシリン・エオジン染色。クロモグラニン染色、シナプトフィジン染色を行い、神経節組織の生着を検討した。移植後2週間後に、ラットを犠牲死させて、腸管組織を摘出し、ヘマトキシリン・エオジン染色。クロモグラニン染色、シナプトフィジン染色を行い、神経節細胞の生着を検討している。 3 今後の研究計画 さらに神経節組織移植、神経節細胞移植後の神経線維染色を行い、移植した神経節組織と神経節細胞と腸管の神経線維がネットワークを形成するか否かを検討している。 また、これとは別に、PGFPを遺伝子導入した神経節細胞移植を企画している。
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