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パピローマウイルス感染におけるDNAワクチン創製の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13671928
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

前田 初彦  愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (30175591)

研究分担者 亀山 洋一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (70113066)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードパピローマウイルス / DNAワクチン / ハムスター / 発癌 / naked pDNA / 癌抑制効果 / 口腔 / 扁平上皮癌
研究概要

ヒトパピローマウイルス(HPV)が種々の前癌ならびに癌病変に検出されることから、HPV感染と発癌との関連が多くの注目を集めている。しかし、HPVには種特異性があり、HPVは動物に感染しないことから、HPVについてのin vivoでの感染実験を用いた癌化の証明は不可能である。我々は、dimethyl benzanthracene(DMBA)を用いて6-8週という短期間にハムスターの口腔粘膜に上皮性異形成、扁平上皮癌を誘発できる実験系を確立した。この方法により誘発された上皮性異形成(前癌病変)にパピローマウイルス共通抗原が検出された。そこで我々は、この病変から新しいハムスター口腔パピローマウイルス(HOPV)の分子クローニングを行い、この発癌モデルにおけるHOPVの関与について解析した。HOPVのゲノムのうち、ウイルス粒子の主要構造蛋白をコードする遺伝子L1を培養細胞に発現させ、ウイルス様粒子を産生して免疫用の抗原を作成して、これによりHOPVの免疫を獲得したハムスターでは、発癌処置を加えても発癌に至らなかった。この結果、癌化過程でHOPVが重要な働きをしていることが明らかになりワクチン接種が癌抑制に有用であることが示唆された。本研究では、上記の結果をふまえて、DNAワクチンの創製についての検討を行なった。HOPVのゲノムを培養細胞に発現させ、各主要遺伝子を増幅して発現プラスミドに挿入し、HOPVのnaked pDNAを作成した。これらのHOPVのnaked pDNAを上記の発癌モデルに接種して、その効果を検索したところ、HOPVのゲノムの主要遺伝子、特にE6,E7,L1領域のnaked pDNAを接種したときに癌抑制効果があることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Kojima: "Human Papillomavirus in the Normal Oral Cavity of Children in Japan"Oral Oncol. (in press). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Kojima: "Human Papillomavirus in the Normal Oral Cavity of Children in Japan"Oral Oncol. (in press). (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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