研究課題/領域番号 |
13671955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
山根 明 鶴見大学, 歯学部, 講師 (20166763)
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研究分担者 |
大貫 芳樹 鶴見大学, 歯学部, 助手 (50288114)
三枝木 泰丈 鶴見大学, 歯学部, 助教授 (20046113)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | マウス / 咬筋 / 舌筋 / 増殖因子 / 受容体 / 結合蛋白質 / 競合的PCR法 / 器官培養法 / 萎縮 / インスリン様増殖因子 / 結合タンパク質 / 免疫組織化学 / 肥大 / 筋線維タイプ / ミオシン重鎖 / クレンブテロール / ラット / インスリン様増殖因子結合蛋白質 / カルシニューリン / アデノウイルスベクター |
研究概要 |
舌筋や咀嚼筋は咀嚼、嚥下、吸綴、発声時に非常に重要な役割を果している。最近、舌筋や咀嚼筋などの頭部骨格筋は体肢の骨格筋と比較して遺伝子発現を制御している機構が異なっているという報告がなされている。しかし、体幹や四肢などの骨格筋の遺伝子発現を制御している機構に関しては、多くの研究があるのに対して、舌筋や咀嚼筋などの頭部骨格筋の遺伝子発現制御機構に関する研究は、少なくその詳細は明らかになっていない。本研究においては、アデノウイルスベクターやアンチセンスによる遺伝子導入法、器官培養法、競合的PCR法、などを用いて舌筋や咀嚼筋の発生、発達、刺激に対する適応時におけるインスリン様増殖因子(IGF)、肝細胞増殖因子,(HGF)の役割について研究を行い以下の知見を得た。 1)舌の筋形成、シナプス形成は他の骨格筋と比較すると非常に速く進行し、出生時には殆ど終了しているのに対して、咬筋ではこれらの進行が遅く、生後3週前後にならないと終了しない。 2)IGFは舌筋細胞分化を促進するが、HGFは舌筋細胞の移動、増殖を促進し、分化を抑制する。 3)ラット咬筋の生後発達にIGF、その受容体(IGFR)及び結合蛋白質(IGFBP)が重要な役割を果たしている。 4)マウスの飼料を固形から液状に転換することにより起こる咬筋の萎縮の制御にIGF、IGFR、IGFBPが関与している。 5)β_2作動薬により誘発される筋肥大の制御にIGF、IGFR、IGFBPが関与している。
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