• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ボンディングレジンの強度がコントラクションギャップの発生に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 13671993
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

池田 考績  北海道大学, 歯学研究科, 助手 (90222885)

研究分担者 田中 享 (田中 亨)  北海道大学, 歯学研究科, 助手 (90179771)
井上 哲  北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (80184745)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードボンディングレジン / コントラクションギャップ / 微小押し込み硬さ / 弾性率 / 微小引張り強さ / adhesive resin / micro-tensile test / contraction gap / micro-tensile strength
研究概要

近年、ボンディングレジン(以下、BR)の機械的性質と接着性能の関係に関する報告が注目を集めている。我々はこれまでに、セルフエッチングシステムにおける、BRの微小引張り強さと、象牙質に対する微小引張り接着強さの間の相関を指摘してきた。また、BRはその低い弾性率により、重合収縮応力を緩和することが報告されている。重合収縮応力によるコントラクションギャップの発生と、BRの機械的性質の関連を明らかにするには、特に光照射直後のBRの機械的性質が重要となる。本研究では光照射直後(5分後)の数種BRの微小押し込み硬さ、弾性率、微小引張り強さをnano-indentation testおよびmicrotensile testにより評価し、24時間後の数値と比較した。その結果、微小押し込み硬さ、弾性率、微小引張り強さともに、5分後の数値は24時間後に比べて低く、また材料間による差異を認めた。同一材料における5分後の硬さが24時間後に比べ低いのは重合率の低さを反映しているものと推測される。同様に、微小引張り強さも光照射直後では低く、重合収縮応力によるde-bondingが懸念される。一方、BRによる重合収縮応力を緩和する働きを考えると弾性率は小さいほど、より応力を緩和する働きが強いことが知られているため、光照射直後のBR機械的性質の低さとコントラクションギャップの関係については更に検討が必要である。今後は、接着界面におけるBRの機械的性質に検討を加えると伴に、微小接着強さを評価することで、BRの機械的性質と接着性能の関係に関する、より詳細なデーターを収集することが必要である。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takatsumi Ikeda: "Micro-tensile strengths of adhesives before and after irradiation through composite"Journal of Dental Research. 80(Special Issue). 588 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi