研究課題/領域番号 |
13672010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
真鍋 厚史 昭和大学, 歯学部, 講師 (40199906)
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研究分担者 |
沼沢 聡 昭和大学, 薬学部, 助教授 (80180686)
吉田 武美 昭和大学, 薬学部, 教授 (20138415)
中山 貞男 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (00054007)
伊藤 和雄 昭和大学, 薬学部, 助教授 (30129811)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 2-HEMA / GM / ガスクロマトグラフィー / 遅延型 / 2-HEMA抗体 / 特異染色 |
研究概要 |
【目的】 前年度の結果から2-HEMAはGlyceryl mono methacrylate (GM)に比較して組織に対する浸透性、すなわち粘膜固有層を通過し筋層まで達していた事が明らかになった。そこで今回はこれらモノマーの粘膜組織から感作させ、皮膚の遅延型アレルギーを惹起する可能性を検討した。特にGMは市販品の場合純度が低くそのために不純物が感作成立の一要因になることも考えられるため純度をあげるための精製も行った。 【材料および方法】 動物はSD系雌ラットを約一週間予備飼育した後、合計14匹を使用した。Guinea pig maximization Testの変法を試みた。すなわち全身麻酔を施した後、左右頬粘膜に各々0.3mlを塗布し擦過した。その後、一週間後二次感作として再度同様に頬粘膜に塗布した。一週間飼育後ラット背部を剃毛しモノマーを塗布24、48時間後の皮膚反応を観察した。また、GMの精製方法は活性炭とセライトを用いアスピレーター中で吸引し、精製した。純度の分析はガスクロマトグラフィーを使用した。 【結果および考察】 2-HEMA純度の高いGMは従来より用いてきた者と比較して明らかに感差成立の可能性が低下した。不純物は皮膚タンパクと結合し、感作の大きな原因と考えられる。また従来のGMが約80%に対し精製することによって約93%まで上昇した。今後、ランゲルハンス細胞へのモノマーの集積を観察し、遅延型アレルギー反応の現象を検討する。
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