研究課題/領域番号 |
13672062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 新潟工科大学 |
研究代表者 |
原嶋 郁郎 新潟工科大学, 工学部, 助教授 (00121129)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 辺縁封鎖性 / 微小漏洩 / 熱サイクル / 非破壊測定 / 連続測定 / コンポジットレジン |
研究概要 |
冷・熱恒温水槽、電磁弁6基、送液ポンプ2台、送液制御電気回路からなる温度変化負荷系と循環送液ポンプおよび導電率計からなる漏洩検出系で構成される試験装置の動作性能を確認し、歯科用コンポジットレジン充填修復の辺縁封鎖性を同装置によって測定評価した。 熱サイクル周波数120cycle/hで最高温度54℃、最低温度7℃の温度変化を5万回程度まで安定して負荷することができた。検出側循環液の導電率データ取得サイクルと熱サイクル負荷サイクルの同期性および導電率変化と漏洩量低量的関係は良好であった。ただ、100000cycle負荷を完全自動運転するには流量センサーによる送液ポンプの動作制御システムの開発が必要なことが示唆された。 ウシ前歯唇面から得た歯質板を光硬化型樹脂で円盤状試料とし、歯質板に貫通円孔を設けて擬似窩洞とした。窩洞に歯科用光重合型コンポジットレジンを充填し、試料とした。 従来得られていたデータのうち熱サイクル負荷数に対して上に凸な曲線を描く挙動が、試料辺縁検出側に付着した気泡によって漏洩トレーサー溶液が検出側循環液に遅れて溶解するためであることが判明した。一般に導電率が増加し始めてからの変化は、熱サイクル負荷数に対して正の2次係数を持つ2次多項式で示すことができた。回帰2次多項式の熱サイクル軸切片から求めた漏洩開始熱サイクル数は3×10^4〜5×10^4程度で、平均約4.0×10^4であった。コンポジットレジン充填に先立って窩洞を酸処理することによって、辺縁封鎖性は著しく向上することが再確認された。 漏洩開始初期には負荷熱サイクル数の2次関数的に導電率は増加するが、その後次第に負荷熱サイクル数に対して直線的な変化を示すようになった。これは辺縁で生じた微小間隙が次第に成長を止め、熱サイクルごとに一定の間隙を生じるためと考えられた。
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