研究課題/領域番号 |
13672173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
小森 成 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (90267229)
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研究分担者 |
小島 衣織 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (80267286)
安藤 文人 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (90318543)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | レジン強化型グラスアイオノマーセメント / 矯正用ブラケット / 超高輝度LED / プラズマ照射器 / ハロゲン照射器 / LED照射器 / 引っ張り接着強さ / 剪断接着強さ / ダイレクトボンディング法 / ハロゲンライト / LED照射 / ブラケット / 放射型温度計 |
研究概要 |
臨床環境を可能な限り反映させた実験環境を再現し、レジン強化型グラスアイオノマーセメントの臨床的有用性を評価した。 そこで臨床環境下でヒトのエナメル質の表面温度を測定し、in vitroでの実験環境とした。その結果、臼歯部で33℃、前歯部で31℃、全体で平均32℃という値が得られた。そこでin vitroの実験でブラケットを装着した直後の係留は32℃で行った。臨床環境においては金属製矯正用ブラケットを用いることが多いが、金属は光を透過しないためブラケット内面に光を間接的に到達させている。様々な照射条件を想定し、その際の光強度ならびに接着強さを測定した。さらに、特に近年著しく開発が進んだ超高輝度LED照射器を用いて従来型ハロゲン照射器、プラズマアーク照射器との比較検討をおこなった。 臨床環境においては照射器の照射チップをブラケットベースに密着させることができない。そこで照射チップを離した状態を反映させて放射エネルギーを測定した。その結果、超高輝度LED照射器のエネルギーピークはプラズマ照射器のそれと同等だが、照射チップを離すと著しく減衰することが明らかとなった。さらに従来型ハロゲン照射器の出力を高めるために光を収束させる照射チップが用いられているが、照射チップを離すと焦点が離れるため著しい出力の減衰を認めた。 従来型ハロゲン照射器とプラズマ照射器との間に有意な接着強さの違いが認められなかった。さらに最近実用化された超高輝度LED照射器についても同様に検討したところ、従来型ハロゲン照射器と超高輝度LED照射器との間に有意な接着強さの違いが認められなかった。さらに光照射から経時的な接着強さを測定して比較検討した。その結果、超高輝度LED照射器により照射直後から24時間後に相当する引っ張り接着強さを認め、従来型ハロゲン照射器に比べて有意に高い接着強さを認めた。しかしプラズマ照射器と同様の短時間照射では有意な接着強さの低下を示した。
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