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マウス臼歯萌出過程における破骨細胞の分化・成熟とアポトーシス

研究課題

研究課題/領域番号 13672180
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

若松 紀子  朝日大, 歯学部, 助手 (00210865)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードマウス / 臼歯 / 萌出 / 破骨細胞 / 免疫組織 / RANK / RANKL / M-CSF
研究概要

本年度は、歯の萌出に伴う歯槽骨の改造現象を観察するため、胎生14日から生後11日のマウス顎骨のパラフィン切片を作製し、TRAP/ALPの二重染色を行った。さらに、マウス臼歯の各発育段階におけるRANK, RANKL, M-CSFの局在をABC法にて免疫組織学的に検索した。胎生14日では、ALP陽性細胞は顎骨、メッケル氏軟骨、周囲で観察された。単核のTRAP陽性細胞も少数存在していた。RANKLは顎骨周囲、メッケル氏軟骨のhypertrophic chondrocyte、歯堤上皮、口腔上皮、臼歯歯小嚢の細胞で陽性であった。RANKはRANKLとほぽ同様の反応がみられた。RANKは、顎骨形成部の結合組織細胞、TRAP陽性細胞でも反応がみられた。胎生17日では、歯槽骨内面にTRAP陽性の細胞が、外面にALP陽性の細胞が存在し、骨の改造が活発であることが窺えた。RANKLは、歯小嚢、ALP陽性細胞で陽性であった。また、RANKL陽性細胞に近接して破骨細胞(3つ以上の核を持つTRAP陽性の細胞)が観察された。RANKは歯小嚢、TRAP陽性細胞に反応がみられた。3日齢では、歯槽骨周囲の細胞、中間層細胞、星状網細胞でALP陽性であった。破骨細胞が歯槽骨内面に多数観察された。RANKLは、口腔上皮、歯槽骨周囲で強陽性であった。歯小嚢、TRAP陽性細胞の他、エナメル芽細胞、象牙芽細胞でも反応がみられた。RANKはTRAP陽性細胞、歯小嚢、前象牙質もわずかに陽性であった。11日齢では3日齢と同様反応を示した。
なお、M-CSFはRANKLと同様の局在を示した。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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