研究課題/領域番号 |
13672331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医薬分子機能学
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研究機関 | (財)生産開発科学研究所 |
研究代表者 |
藤多 哲朗 財団法人生産開発科学研究所, 創薬設計研究室, 研究員 (40027024)
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研究分担者 |
河野 武幸 摂南大学, 薬学部, 助教授 (50178224)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 免疫抑制剤 / FTY720 / 酵素免疫測定法 / ハプテン / 臓器移植 / 薬物動態 / エピトープ解析 / 薬物認識部位 / 薬部動態 |
研究概要 |
臓器移植の成功率を画期的に上昇させた薬剤は、シクロスポリンに始まりタクロリムスも大きく貢献している。しかし、これらの両薬剤は作用機構が同様であり、腎障害等の副作用がある。我々の新規免疫抑制剤FTY720は、その作用機構がこれら二者と大きく異なっていることから、臨床においてその開発が期待されている。本剤を臨床に供給するには薬物動態、組織分布などの解析が必要であり、これを可能とするには、FTY720の抗体が必須である。そこで特異的かつ微量検出・定量の可能な酵素免疫測定法を確立するために本研究を開始した。FTY720は基本骨格(2-aminopropane-1,3-diol)の2-位に(4-octyl)phenylethyl基を有する構造をもっている。 本研究の初年度において、FTY720そのものに近い(4-mercaptooctyl)phenylethyl基構造をもつハプテン(AMPD-8)を4-フェニル酪酸から14工程で合成し抗体を作成した。この抗体の抗原認識部位(エピトープ)の解析結果は、FTY720の活性発現の必須構造を明らかに認識するものであり、微量検出・定量の可能な酵素免疫測定法を確立することができた。 本年度は更に特異性・精度を求めて、モノクロナール抗体調製に努力し、以下の実績を得た。Balb/c雌性マウスを(AMPD-8)-卵白アルブミン複合体で感作し、ELISA法によって抗体価の上昇を確認した。感作マウスの脾細胞をミエローマ細胞(SP2/0-Ag14)と融合、融合細胞を得、続いて抗体産生ハイブリドーマのクローニングを2度行った。これらの過程で選択されたクローンをBalb/cヌードマウスの腹腔内に注射し、腹水を得た。次に、プロテインAセファロースを用いて腹水から抗体の精製を行い、サブクラスIgG1のモノクロナル抗体を3種類を得ることができた。
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