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集中治療における高額医療抑制をめざした医師,看護診療支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 13672360
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関山口大学

研究代表者

副島 由行  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (20206676)

研究分担者 福本 陽平  山口大学, 医学部附属病院, 教授 (90136193)
前川 剛志  山口大学, 医学部, 教授 (60034972)
井上 裕二  山口大学, 医学部附属病院, 教授 (80213180)
立石 彰男  山口大学, 医学部・附属病院, 助教授 (00155102)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード診療支援システム / SQL server / 医療費 / データベース / Access 97 / File Maker 5.0 / TCP / IP / 無線LAN / データベースシステム / LAN / ネットワーク環境 / Microsoft SQL server / Microsoft Access / Filemaker pro / 高額医療抑制
研究概要

1.既存のネットワーク基盤の利用と再構築
院内LAN,学内LAN,カルテLAN(平成8年度科研にて敷設),モニターLANを敷設しており,今回の診療支援システムはカルテLANおよび院内LANを連携させて行った。また各ベッドとのLANは携帯性を重視するため、ハンドヘルドコンピュータで行い、通信は無線LANでおこなった。
2.診療システム用LANの構築
ネットワークOSとしてはWINDOWS 4.0 NTserverを使用し、通信プロトコールとしてはTCP/IPを使用した.クライアントのOSはWINDOWSの場合は95,98またはWINDOWS 4.0 NT workstationを使用,Machintoshの場合はOS8.5または9.0とした。またデータベースネットワークソフトとしてマイクロソフトSQLサーバーおよびマイクロソフト社製ソフトAccess 97、ファイルメーカー社製ファイルメーカーpro5.0を使用した。
3.診療支援用データベースシステムの開発
a.薬物処方支援システム
入力はメニュー形式で簡単に入力が可能とし,ナースの処置が一覧表でわかる看護婦指示簿を出力可能にした。
b.検査処方閲覧支援システム
検査計画がおこなえ,検査結果も院内検査サーバーと連携し、重症度の評価が可能なシステムとした
c.医事請求支援システム
医師の保険請求は当院集中治療部では従来、医師および看護師がおこなった診療行為は,看護婦が専用の用紙でチェックして医事課職員に渡していたが,これをポータブルコンピュータで行えるようにし,無線LANでサーバーにそのデータを転送,プリントアウトするようにした.医事会計情報を迅速にフィードバックするためにweb serverを設置し,既存の電子カルテ入力用クライアントから最新医事会計情報が参照可能にし,治療にフィードバック可能なものにする.
4.診療支援システムの有効性とその評価
対象はICU入室の代表的術後患者である開胸開腹食道亜全摘患者29例(DB使用15例,非使用14例)と冠動脈バイパス患者29例(DB使用11例,非使用18例)とした。両疾患群とも総医療費は1割前後減少した。開胸開腹食道亜全摘患者では投薬料、注射料、検査料が減少した。冠動脈バイパス患者では投薬料、注射料、検査料に加えてX線料、食事料が減少した。
診療支援システムの有効性は明らかになったが、今後厳密に重症度を一様にした研究、包括医療の診断群での研究などを行なう予定である。またさらなる医療費の効果的削減を模索する研究を本システムでおこないたい。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 立石彰男 他: "客観的予後評価を援用した治療撤退が医療資源投入量に与える影響の試算"日本集中治療医学会雑誌. 9・supple. s142 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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