研究課題/領域番号 |
13672371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 中部学院大学 |
研究代表者 |
田久 浩志 中部学院大学, 人間福祉学部・健康福祉学科, 教授 (00188129)
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研究分担者 |
岩本 晋 徳山大学, 福祉情報学部, 教授 (20034994)
石塚 英夫 株式会社望星薬局
池田 哲也 株式会社望星薬局
佐藤 久徳 株式会社望星薬局
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 外来患者 / 患者数増加要因 / 継続受療患者 / 患者数予測 / 継続受診 / 患者動向 / 処方箋 / 調剤薬局 / 病診連携 / 薬局 / 処方せん / 受診年度 / 患者番号 |
研究概要 |
本研究は先行研究により求めた、外来患者が同一医療機関を継続して受診することにより外来患者数が増加する現象が、どの医療施設にも存在することを実証的に研究し、その結果を今後の、病診連携機能のあり方に応用することを目的とする。 従来、患者の大病院志向の弊害が指摘されていた。しかし外来患者が大病院に集中する原因を検討しようにも、従来の厚生省の患者調査は短期間の断面調査であるため、大病院での外来患者数増加原因が同一患者の受診回数の増加、兼診の増加、新規患者数の増加など、どのような内容に起因するかは不明であった。 筆者は外来に長年にわたり連続して継続受診する患者として、「継続受診患者」なる概念を提案した。そして新規の外来患者属性として「患者登録年度」を定義し、大学病院での初回の受診からの年数経過と患者数変化を検討した。その結果、新規登録患者が翌年以降も受診して「継続受診患者」となり、その「継続受診患者」の数が累積して全体の外来患者数が増加することを解明した。 本研究では、この大学病院における継続受診患者の調査を発展させ、各種の医療施設の種類によりこの継続受信患者の性質がどのように異なるかを検討することにある。本研究より求められる継続受診患者の患者像を把握すれば、各医療機関で重点的に対処すべき患者群の抽出や病院診療所連携の効率的な推進などの医療管理面に応用できることが期待できる。 本報告では以下の5部構成で研究の成果を報告する。 第一部:都内大学病院における継続受診患者の特性解析 第二部:院外処方箋からの神奈川県O病院の継続受診特性の解析 第三部:院外処方箋からの各種医療機関の継続受診特性の解析 第四部:継続受診患者の特性の医療管理面への応用 第五部:総括
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