研究課題/領域番号 |
13672421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
多田 尚人 阪大, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80263242)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 慢性関節リウマチ / 発症予測 / リウマチ因子 / 出産後発症 |
研究概要 |
慢性関節リウマチは若年女性にも多発し、一部の症例では発病後病態が加速的に進展しquality of lifeの面でもかなりの機能障害を残すものも多い。本年度の研究では、先ず慢性関節リウマチの発症予測が出来るか否かを検索するため、発症前にその病態を把握するためにどのような検索を行うことが妥当か否かを考察した。我々の研究室では従来より出産後に自己免疫疾患が多発することに注目し、自己免疫性甲状腺疾患ではその発病予測がかなり確実に出来るまでに至っている。同様の検索手法を慢性関節リウマチに応用し出産後に慢性関節リウマチが発病する際、その発病予測を、妊娠初期の検査で可能か否かを検索することにした。 先ず始めに、実際に慢性関節リウマチの発症が出産後にかなり見られるものかどうかを調べた。慢性関節リウマチは妊娠中軽快することが大きな特徴で、既に国際的にもこの現象は確立されているが、出産後に果たして本症が発病するか否かに関しては殆どその成績がない。そこで我々は慢性関節リウマチ患者の発症時期を出産後の点に注目し検索を加えた。出産経験のある慢性関節リウマチ患者を対象に調べると、出産後1年以内の慢性関節リウマチの発症は、検索対象とした273例中30例すなわち13.2%でみられ、それ以外の時期はほぼ2%前後であった。 以上のことから出産後1年以内に慢性関節リウマチは他の時期に比較し6倍近い高頻度で発症することが分かった。次いで出産後発症する慢性関節リウマチの発病予測のため、妊娠初期に種々の検査を行い出産後の発病との関連を検索しつつある。一部の妊婦で妊娠初期リウマチ因子が陽性のものが出産後慢性関節リウマチを発病することがわかりつつある。引き続きその頻度がどの位で見られるものなのか、また発症予測にどのような指標がよりよいのか、等についても検索を加えつつある。
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