研究課題/領域番号 |
13672440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
松浦 和代 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10161928)
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研究分担者 |
芝木 美沙子 北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (20125371)
山内 学 旭川医科大学, 医学部, 助手 (10312472)
上野 栄一 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60262507)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 学校トイレ / 児童 / 排便 / 排尿 / 健康な排泄 / ヘルスプロモーション |
研究概要 |
平成13年度・14年度の研究成果は以下の通りであった。 【調査1】児童の排泄に関する意識調査(第1報) 調査対象は児童2454名であった。無記名自記式質問紙法によって、(1)1日の排泄回数、(2)学校での排便と排尿、(3)学校トイレ環境に対する意識を調査した。その結果、先行研究に比較して、過去10年間に便秘傾向を自覚する小学生の割合は増加傾向にあることが把握された。また学校トイレにおいて、男子は排便を抑制する傾向が強く、その理由は「ひやかし・いじめ」を懸念するためであった。女子は、便秘傾向がさらに強いこと、排便時刻が決まっていないこと、排便時に肛門の痛みがあることが特徴的であった。さらに、女子は学校で排尿を抑制する傾向があった。 【調査2】児童の排泄に関する意識調査(第2報) 調査1で対象とした児童の保護者(n=2454)に、無記名自記式質問を用いて、児童の(1)基本的生活習慣、(2)排便習慣、(3)排泄に関連する痴患の既往、(4)帰宅直後(下校直後)のトイレの使用状況、(5)学校での排泄の失敗、を把握した。 【調査3】小学校トイレの環境調査 対象は、旭川市内の小学校30校であった。学校トイレ環境の実地調査を行なった。その結果、学校トイレの環境衛生上の問題点と施設管理上の問題点を把握した。問題点と解決目標を5段階に分けて解説した。 【調査4】排泄を失敗した児童の事例調査 旭川市内の小学校28校において、養護教諭を対象に聞き取り調査を実施した。調査期間は4月から6月での3ヶ月間であった。その結果、排泄の失敗事例は1年生が70%であった。50%の失敗が5月に発生した。失敗した時間帯は授業中が50%を占めた。 【調査5】学校トイレ特別清掃に対する中学生の意識調査 中学生を対象に、学校トイレの特別清掃後に、意識調査を行った。
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