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地域における精神障害者の生活上のニーズを把握する方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13672442
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関名古屋市立大学 (2003)
山形大学 (2001-2002)

研究代表者

久米 和興  名古屋市立大学, 看護学部, 教授 (40153358)

研究分担者 齋藤 深雪 (五十嵐 深雪)  山形大学, 医学部, 助手 (30333983)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2003年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード精神障害者 / 小規模作業所 / 電話相談 / 総合失調症 / 家族 / 作業所 / 生活上のニーズ
研究概要

1.電話相談の現状については,相談件数が非常に多く作業所の持つ大きな機能の一つになっている。2.電話を掛けてきた地域は山形市が一番多かったが近辺の地域にも広がっていた。電話による応対は,作業所のテリトリーを広める。3.電話相談をしてきた家族の内訳は妹が一番多かったが,その理由は不明である。4.作業所の月別相談件数については,差がほとんど見られず1年間を通して高いニーズが存在していた。5.通所者からの電話相談件数と内訳においては,定期的に通所している通所者は,日常生活に関する内容が多く,不定期な通所者の相談内容は定期的な者に比べて,困難な問題が多かった。6.家族からの電話相談件数と内訳においては,多い内容が精神疾患そのものに関する相談であり,作業所の指導員が家族のよき相談者になっていた。7.他部門からの電話相談件数では,作業所,病院などが多く,横のつながりが見られた。8.通所者と家族から見た相談の困難度においては,家族の方が困難な問題を相談しており,作業所は家族の重要な相談相手になっていた。9.定期通所者と不定期な通所者における相談の困難度では,不定期な通所者の方が困難な問題を相談していた。以上のことから,この精神障害者小規模作業所に置ける電話相談は,極めて重要な役割を果たしていた。内容は日常生活のこと,人間関係のこと,疾患に関することなど様々であり,地域にいる精神障害者とその家族はこれらの問題を解決したいという生活上のニーズを持っていることが明らかになった。そして電話相談という機能が充実することで,地域にいる精神障害者とその家族の生活を支えることになると思われた。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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