研究課題/領域番号 |
13672456
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
尾ノ井 美由紀 大阪大学, 医学部, 助手 (70324788)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 在日中国人 / 健康意識 / 生活習慣 |
研究概要 |
今年度は回収したアンケートの分析および行政への報告を行った。 アンケート結果からは、平均年齢が38.6歳と全国平均年齢より低い若年集団であったこと、アンケート回収状況や就労状況から低所得者が多い集団であることが分かった。学歴については中学校卒業の者が最も多く、高校卒業までの者で8割以上と全体的に学歴は低かったが、大学卒業以上の学歴の者が1割以上おりばらつきが見られた。 身体的健康度としては現病歴のある者が2割であったが、年齢の上昇とともに疾患のある者の増加が見られ(P<0.01)、疾患名は慢性疾患で今後も治療が必要なことや在日期間の短い者の方が健康への意識が高く(P<0.05)、在日期間の延長に伴う加齢により今後有病率は上昇することが考えられた。また、受診時の困難点として言葉と経済的問題は先行研究と変わらず出現したが、緊急受診や緊急対応の必要な者の回答や医療機関紹介者が同じ在日中国人が8割と地域や行政との繋がりの希薄さから、受診時期の遅れによる重症化などの問題点が明確になった。生活習慣では喫煙率と飲酒率が日本人より低かったが、健康的生活習慣実施数と健康に対する意識は40歳代の者最も低く、意識と健康的生活習慣実施数には関連が見られなかった。精神的健康度は日本人や中国人褥婦などと比較しても非常に低く、現病歴のある者と行政健診の未受診者(P<0.01)や、健康的生活習慣実施数の少ない者(P<0.05)が低く精神的健康度と身体的健康度の関連が立証された。また、健康的生活習慣の実施数の多い者は学歴が高く(P<0.05)、朝食摂取者、非飲酒者、運動習慣のある者と熟睡感のある者であった(P<0.01)。 結果分析後、行政には40歳代を中心とする中年層に、健康意識の向上のための知識普及と情報提供のために近隣日本人との交流を図り、地域住民を巻き込んだ地域作りの必要性を報告した。
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