研究課題/領域番号 |
13672468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
奥山 則子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70261245)
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研究分担者 |
渡部 月子 神奈川県立衛生短期大学, 講師 (20249064)
清水 由美子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30328330)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 男性介護者 / 独身介護者 / グループインタビュー / 介護問題 / 介護の特徴 / 農村地域 / 性別役割 / 聞き取り調査 |
研究概要 |
1.A区男性介護者のセルフヘルプグルーブ参加者のうち、研究の主旨に同意を得られた11名を対象にグループインタビュー調査を実施した(平成13年)。 対象の概要:配偶者7名、息子4名(義息子2名)、70代が8名で40代50代60代が各1名。有職者6名、年金生活者5名。介護終了者4名、施設入所者4名、在宅介護中3名。 結果の概要:1)介護の時期によって、介護の思いは変化していた。2)介護していて一番危機的な時には、死を選ぼうとしたり、虐待があった。3)介護の中で一番大変なのは排泄の世話であった。4)施設に入所させた後でも家族の介護は継続していた。今後、介護の時期に応じた援助の必要性が示唆された。 2.訪問看護職6人を対象に、独身男性介護者と独身女性介護者についてインタビューガイドに沿って約1時間グループインタビュー調査を実施し、結果を分析した(平成13年)。 結果の概要:1)独身男性介護者は介護に一生懸命でも情報が得にくく、孤立しがちな介護状況があり、慣れない家事や身体介護についての困難が大きかった。また、訪問看護職者は共感者としての役割を持っており、精神的支援の役割の必要性が明らかになった.2)独身女性介護者は介護意識が強い反面、状況認識が弱く、介護を抱え込みやすく、兄弟との関係も希薄であり、地域とのつながりも少なく孤立しがちな介護状況があった。今後、自由に語り合える独身女性介護者同士のグループが望まれる。 3.農村部における男性介護者の実態を3農村地域で聞き取り調査した.(平成14年) 結果の概要:1)都市部に比べ男性介護者の割合は少なかった。2)しかし、地域によりその値や属性の割合が異なっていた。今後、地域の慣習や経済・既婚率などとの関係からも研究を深める必要がある。
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