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20世紀における看護政策課題とその分析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13672472
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関静岡県立大学

研究代表者

矢野 正子  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (00251215)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード看護 / 看護争議 / 看護行政 / 看護政策 / 看護婦不足
研究概要

戦後55年間を概観しながら、昭和35(1960)年から昭和36(1961)年にかけて勃発した全国病院統一ストライキについて、看護が当時どのような職業であったのか、看護婦対策はどのように考えられたか、看護婦不足の観点から、看護労働者の立場から、また、看護政策を行う側の立場から、諸資料や資料作成を行いながら分析した。
それらから、いくつかの戦後看護政策の特徴を知ることが出来た。また、現在にも関連している問題点の発生についても知ることが出来た。
1).最大の問題は、昭和31(1956)年から昭和38(1963)年までの7年間に及ぶ看護課の廃止である。
2).看護婦教育レベルの著しい引き上げにより、看護行政課題は看護教育中心に全面的にシフトした。
幹部看護婦講習会、看護教員講習会、保健婦講習会など、看護婦の地位向上が最大の課題であり、それらは今日まで続いている。
3).看護職の地位向上には努力したが、臨床の看護労働の現場に対して労働条件を引き上げる等の対策は二の次になった。
4).労働条件として重要な看護婦給与の決定において、病院看護婦労働の実態に熟知していなかったために、また、政府内部の不十分な看護への理解を説得できなかったために、看護婦給与は他の医療職より低く設定された。
5).今後の課題として、医療職三表の是正が必要であることは言うまでもないが、同時に、看護労働の実態や大学教育の伸展によって事態は改善されたとしても、さらに、専門技術者としての付加価値を付けられるような政策システムの構築が必要である。

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 矢野正子: "21世紀の看護のあり方"看護展望. 24(13). 93-96 (1999)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 矢野正子: "新聞が見てきた看護50年"日本看護科学会誌. 20(1). 49-56 (2000)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 矢野正子, 森田孝子, 竹内登美子, 菅田勝也, 他: "新体系看護学17基礎看護学2:看護管理・看護研究・看護制度"メヂカルフレンド社. 200 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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