研究課題/領域番号 |
13672539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬県立医療短期大学 |
研究代表者 |
中西 陽子 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 助教授 (50258886)
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研究分担者 |
林 陸郎 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 教授 (00156465)
青山 みどり 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 講師 (60258887)
二渡 玉江 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 教授 (00143206)
佐久間 充 女子栄養大学, 保健栄養学科, 教授 (90010066)
下村 洋之助 群馬県立医療短期大学, 看護学科, 教授 (50154331)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 高脂血症 / 地域住民 / 再教育 / 保健指導 / 食習慣改善 / 運動習慣の奨励 / 定期的評価 / 継続的効果 / 健康教育 / 運動習慣 / グループセッション / 生活習慣得点 |
研究概要 |
住民検診にて2年間連続して高脂血症と診断された地域住民で、平成11年度に実施した1年間の健康教室(第I期教室)に参加した54名を対象に、第I期教育直後の検診データと教育終了2年後にあたる平成13年度の検診データを比較検討し、教育効果の定着度を判定し、教育効果の定着度に関する要因を検討した。また、この判定により教育効果が定着していないと判定された者(教育効果非定着群)に対して、再度の健康教育を実施し、平成15年度の検診データから、教育から4年後の継続的効果を判定し、以下の結果を得た。 1.1年間の健康教育を受講し、教育から2年後の評価にて継続的な教育効果が認められた者は約5割であった。 2.教育効果定着群は非定着群に比較して、生活習慣得点が有意に高かった。 3.教育効果の定着に関連要因として、食習慣の改善(食事量、間食の頻度、野菜の摂取、マヨネーズ・ドレッシングの使用量)に関する項目が明らかになった。 4.教育効果非定着群は、再教育により生活習慣に改善傾向は認められたが、初回教育後の結果にまでデータを改善することはできなかった。 5.教育から4年後の評価にて継続的な教育効果が認められた者は、定着群で約5割、非定着群では約2割であった。 本研究の結果より、1年間の健康教育の効果として、教育後2年後では約半数の対象者に継続的な効果が認められることが検証できた。しかし教育後、時間の経過とともに継続的な効果が低下することも明らかになった。健康教育の継続的効果を維持するためには、定期的な評価をしながら再教育の実施とさらなる効果判定の繰り返しが必要であることが示唆された。
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