研究課題/領域番号 |
13680014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
柳川 益美 群馬大学, 教育学部, 教授 (00124660)
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研究分担者 |
伴野 祥一 群馬大学, 医学部, 教授 (90164045)
新井 淑弘 群馬大学, 教育学部, 助教授 (00302448)
上條 隆 群馬大学, 教育学部, 助教授 (30185988)
村上 正巳 群馬大学, 医学部, 教授 (30241871)
後藤 貴浩 群馬大学, 教育学部, 助教授 (20289622)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 一次予防 / 健康 / 生活習慣 / スポーツ・運動 / 協働 / 健康評価 / 栄養 |
研究概要 |
本研究は、群馬町住民に対して生活習慣病の一次予防に関する調査研究を行い、その支援・介入に関する機能的なシステム化を試みた。 町民の生活は、現在の車社会を反映し、住民の92%が車を保有し、通勤手段として80%が車・バスを利用、また日常の交通手段として77%の者が車を利用している現状である。このような車中心の生活スタイルにより、住民の90%が運動不足を感じ、70%の者が健康に不安を感じている。 医学的調査と体育学的調査では、医学的調査への参加率が高く3回目の調査では医学的調査への参加が68名に対し体育学的調査には29名、4回目の調査時は医学的調査73名に対し体育学的調査は38名であった。このような傾向から体育・スポーツ的評価判断への啓蒙活動の必要性を強く感じた。さらに、男女の参加者を比較するといずれの場合も女性参加者が圧倒的に多く、男性への啓蒙活動、あるいは家庭への教育・指導が必要であると考えられる。 1回目あるいは2回目と5回目の体内脂肪率の変化は、平均で約3%の減少が見られた。また、23名中17名の者が体内脂肪率の減少を示した。このことは、日常の栄養管理、運動による効果と考えられる。インスリン抵抗性からの評価では、1回目と5回目のデータの空腹時のインスリン値の比較において12名が低下しており、またHOMA-IR(インスリン抵抗性の指標)計算の結果、やはり23名中12人が改善していた。 このアンケート結果からこの事業による「健康」「食事」「運動」「地域性」などに関する関心度の向上が伺え、さらにこの事業による生活習慣の改善も伺える。さらに、95%の参加者が事業の継続を希望していることから事業本来のあり方も評価できよう。今後も本事業を継続し、地域住民の生活習慣病の一次予防、高齢化社会の介護予防等から豊かで意味充実な生活スタイル作りに貢献したい。
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