研究課題/領域番号 |
13680072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
田中 守 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00163577)
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研究分担者 |
進藤 宗洋 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (30078539)
田中 宏暁 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00078544)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 無気的走パワー間欠走 / フィールドテスト法 / 測定評価法 / Intemittent Shuttle Sprint Test / ゲームスタミナテスト / 有気的能力 / 有酸素性作業能 / スプリント走 / 間欠走 / 再現性 / 無気的走パワー / 有酸素性作業能力 / 乳酸性持久力 / 間欠的発揮 / シャトルラン |
研究概要 |
無気的パワーの間欠的発揮能力を測定評価できる簡易なフィールドテスト法の開発を目的に、汎用性の高い20mシャトルスプリント走の間欠走によるテスト法について様々な観点から4年間に亘り検討した。 初年度は、20mを1往復する40m往復走の間欠走と5mを4往復する40m往復走の間欠走とを比較、休息時間も30秒と45秒とを比較し、前者の低下率と有気的能力との間に有意な相関関係がみられ、30秒以内の休息が必要との結果を得た。 2年目は、20mを1往復する40m往復走を10秒間の休息を挟む間欠走10セットを実施し、40m往復走も前半0〜15mと後半25〜40mを分けて検討した。走スピードは、6セット目までは徐々に低下し、前半の低下率と40秒走との間に有意な負の相関関係が、後半の低下率と12分間走との間に有意な正の相関関係がみられた。 3年目は、昨年の結果から現場で多人数を処理できるように、20mを1往復する40m往復走を20秒間に1セットずつ繰り返す簡易測定法(ISST : Intermittent Shuttle Sprint Testと命名)の検討を行った。2回の測定による再現性は、低下率でみたところ5セット目で相関係数0.820、誤差率1.59±1.61%となり、また平均低下率と有気的能力との間に4セット以降0.8程度の有意な相関係数となり、間欠走5セット程度で有用であることが示唆された。 最終年度は、独自に作成したゲームスタミナテストの中で繰り返される40m往復走や25m方向変換走の低下率とISSTや有気的能力との関連性を検討した。その結果、有気的能力に優れる者ほど後半の低下が少ない傾向を示し、同様にISST低下率が少ない者ほどベストタイムに対する相対速度を高く維持できたことから、無気的走パワーの間欠的発揮能力を必要とするスポーツ種目での測定評価法として、ISST法の有用性が示唆された。
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