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4種イモ類の高脂血症,高血糖抑制機能の検討と調理への応用

研究課題

研究課題/領域番号 13680145
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活
研究機関信州大学

研究代表者

徳田 節子  信州大, 教育学部, 教授 (80101153)

研究分担者 広田 直子  長野県短期大学, 生活科学科, 講師 (60218857)
研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード白ねずみ / 加工タロイモ / ジャガイモデンプン / 高脂血症抑制 / 高血糖抑制 / 調理性
研究概要

1.高脂血症抑制機能の検討について:粘質イモ澱粉として、ナガイモ(NS),加工タロイモ(poi)を、日常食するジャガイモ(PS),サツマイモ(WS)と比較しながら白ねずみ(wister系♂)の血中脂質代謝に及ぼす影響を見た(2度目)。試験澱粉を飼料に20%添加2週間飼育後、血漿及び血漿から超遠心分離によりカイロミクロン-VLDLリポ蛋白を分画後、総,遊離-コレステロール(cho),HDL-cho,中性脂肪(TG),リン脂質(PL)量を測定した。[結果考察]総,遊離choはPS,poi群で対照群に比べ有意に低下し、WS群で高値であった。HDL-choはPS,poi,WS群で高かった。次に特筆すべきは血漿TG量はすべての群で著しく低下した。血漿PLはPS,poi群で低下,WS群で高かった。カイロミクロン-VLDLリポ蛋白中の総choはPS、poi群で低下し、WSで高かった。TG,PLについては血漿の場合と同様な傾向であった。血漿TGがすべての群で低下したことからTGやchoの血中での輸送に直接関係するアポB蛋白量について目下測定中である。又、試験に用いたPSはアミロース(AL)22%、食物繊維(DF)の水溶性,不溶性共検出されず。WSはAL19%,DF(水溶性,不溶性共)検出せず。poiはAL17%,DFの水溶性,不溶性共数%であり、上記脂質含量と併せ考察すると構成澱粉の違いの検討が必要と思われた。
2.高血糖抑制機能の検討:6週令wister系♂白ねずみにて対照の生理食塩水群(1),残りをストレプトゾドシン(STZ)(75mg/Kg)腹腔内投与1型糖尿病発症後STZ対照群(2),これに20%NS添加のSTZ・NS群(3),同poi群(4)を水道水と共に25日間自由摂取させ、5日おきに尾静脈血の空腹時血糖値を測定した。[結果考察]最終の血糖値は(4)群301mg/dl,(3)群321mg,(2)群463mg,(1)群90mgを示しpoi,NSとも上昇抑制効果がみられた。次いで効果大のpoiから粘質物を作成飼料に加えたSTZ・poi粘質物群(1),比較のためSTZ・PS群(2),STZ・WS群(3),STZ・対照群(4),生理食塩水群(5)も設け30日間飼育、血糖値を測定した。[結果考察](1)群血糖値401mg/dl,(2)群350mg,(3)群600mg,(4)群540mg,(5)群95mgとなり、PS,poi粘質物が改善に作用していると思われた。
3.poiの調理性への検討:小麦粉に対しpoi粉末を各割合で、又加える水分の割合も変え、生地を作ってナン,蒸しケーキ,餅,白玉等を作成、評点法による官能検査で評価し、日本人でも食することが出来る可能性を探った。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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