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旧石器遺跡包含ローム層のルミネセンス年代測定

研究課題

研究課題/領域番号 13680177
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化財科学
研究機関北海道教育大学

研究代表者

鴈澤 好博 (雁沢 好博)  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (40161400)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード熱ルミネセンス / 光(IRSL)ルミネセンス / 年代測定 / 旧石器遺跡 / ローム層 / 風成塵堆積物 / 光ルミネセンス
研究概要

日本列島の表層を覆う広域風成塵について,最終間氷期以降中国大陸内部からの風成塵の影響であるとの視点から研究を行なった.また,筆者は多くの旧石器遺物が風成塵堆積物に含まれている点に注目してきた.椎積物は大陸から日本に偏西風によって運搬される過程で太陽光によって鉱物にそれまで蓄えた蓄積蛍光シグナルはゼロにリセットされる.実験でもわずか1分足らずで蓄積シグナルはゼロとなった.したがって,風成塵堆積物のシグナルは日本に到達した後のシグナルと考えられる.
堆積物,ロームから抽出した4-11μmのポリミネラルの熱ルミネセンス(TL)と赤外線ルミネセンス(IRSL)の年代測定を北海道,美利河旧石器遺跡の年代測定に応用した.
新しく開発した装置を用い,フィルターとしてBG-39とU-340を組み合わせTLおよびIRSL測定を行ない,蓄積線量を測定した.また,年間線量は原子吸光法と放射化分析により測定し,2.0-3.8mGy/yの値が得られた.
5万年以下の測定年代は挟在するテフラから推定される年代値とほぼ一致した,実験から得られた年代はTL/IRSL年代測定法が旧石器遺跡の年代測定に寄与できることを示している.

報告書

(3件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 雁沢好博, Naomi Porat, 荒屋純一, 椎名孝: "広域風成塵堆積物のルミネセンス年代測定"地質学雑誌. 107. 762-772 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 雁沢好博, 窪北耕治: "〓の熱蛍光カラー画像と画像処理解析による風成粘土層の起源推定"第四紀研究. 40. 403-413 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 雁沢好博, 奥山尚登, 佐野正樹: "ピリカ遺跡D地点ローム層のルミネセンス年代測定"今金町文化財調査報告. 5. 89-92 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Ganzawa, N. Porat, J. Araya, T. Shiina: "TL/IRSL dating of wide spread aeolian deposits"Jour. Geol. Soc. Japan. 107-12. 762-772 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Ganzawa, K. Kobokita: "Research on the origin of eolian clay deposits by means of TLCI and TLCI-CIA using quartz particles"Quaternary Res.. 40-5. 403-413 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Ganzawa, N. Okuyama, M. Sano: "Luminescence dating of loam layer at D point of Paleolithic site In Pirica"Archaeological Report of Imakane-T. 5. 89-92

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 雁沢好博, Naomi Porat, 荒屋純一, 椎名 孝: "広域風成塵堆積物のルミネセンス年代測定"地質学雑誌. 107・12. 762-772 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 雁沢好博, 窪北耕治: "石英の熱蛍光カラー画像(TLCI)と画像解析(TLCI-CIA)による風成粘土層の起源推定"第四紀研究. 40・5. 403-413 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 雁沢好博, 奥山尚登, 佐野正樹: "ピリカ遺跡D地点ローム層のルミネセンス年代測定"今金町文化財調査報告 ピリカ遺跡II. 5. 89-92 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 雁沢好博: "年間線量決定のための放射化分析によるUおよびTh測定"ESR応用計測. 19. 23 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 雁沢好博, Naomi Porat, 荒屋純一, 椎名孝: "広域風成塵堆積物のルミネセンス年代測定"地質学雑誌. 107・12. 762-772 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 雁沢好博, 窪北耕治: "石英の熱蛍光カラー画像(TLCI)と画像解析(TLCI-CIA)による風成粘土層の起源推定"第四紀研究. 40・5. 403-413 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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