研究課題/領域番号 |
13680220
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
五島 政一 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (40311138)
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研究分担者 |
平田 大二 神奈川県立生命の星・地球博物館, 企画普及課長 (70132917)
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
下野 洋 国立教育政策研究所, 名誉所員 (30142631)
小出 良幸 札幌学院大学, 情報学部, 教授 (50211230)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ネットワーク / アースシステム教育 / 施設・人材の利用 / 博物館 / 科学教育システム / 意欲的な学び / カリキュラム / グローバルサイエンスリテラシー / 社会施設 / 理科 |
研究概要 |
本研究の目的は、学校が中心になって、博物館など地域の施設や人材のネットワークをつくり、そのネットワークを学校教育の中に位置付けて教育実践を行うこと、また、生徒の作品などの学習成果を積極的に地域に公開したり、Webページを作成し交流を広げて行くことで、その教育効果について研究を行うことである。これらの研究を組織的に実践や研究をした例は今まで国内にはほとんどない。本研究では、アースシステム教育の理念に基づいて、その教育システム(カリキュラム・教材教具・指導法・評価法・教師教育プログラムなどの開発、研究組織・ネットワークの確立など)を構築し、組織的に実践研究を行った。 具体的には、次の2つの研究を行った。 (1)社会の施設・人材を利用したアースシステム教育のカリキュラムを開発・実践しその教育効果について研究した。 (2)生徒の学習の成果(作品・レポートなど)を、地域の学校や公民館などで発表・展示して地域に公開することで地域との交流を計り、その教育的効果について研究した。 これらの研究成果として、生徒が意欲的に学ぶための場となる学校中心の学習ネットワークの構築による教育的効果、又ネットワークを利用した科学教育システムを構築する上での問題点や必要な条件などが明らかにされた。特に研究協力校では、授業実践が「特色ある授業実践校事例」として神奈川県教育委員会から推薦され、国立教育政策研究所のデータベースに紹介された。また、生徒の探究的な活動の成果として日本学生科学賞内閣総理大臣賞受賞など数々の賞を受賞し対外的な評価を受けた。 学校外の施設や人材などを積極的に利用することを奨励する総合的な理科教育「アースシステム教育」は、生涯学習・国際化時代に向けた学校の従来の枠組みを越えた新しい中学校理科教育の創造する一つの理念として有効であることを示すことができた。 それらの成果を成果報告書にまとめて、教育関連機関に配布した。
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