研究分担者 |
今田 晃一 大阪府教育センター, 教科教育部・専門教育室, 研究員兼指導主事 (40342969)
橘 淳治 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第二室, 研究員兼指導主事 (10359292)
東 徹 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第一室, 主任研究員 (30132939)
西川 純 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (80218130)
森本 弘一 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (70243350)
堂之本 篤弘 大阪府教育センター, 教科教育部・コンピュータ研修室, 研究員兼指導主事 (30300990)
柚木 朋也 大阪府教育センター, 科学教育部・理科第二室, 研究員兼指導主事 (00311457)
|
研究概要 |
研究実績は以下に簡略して示す. まず,教育センターの歴史的背景を俯瞰し,教育センターのシステムを考えるために,科学教育における全国の教育センターの組織構造について分析した.次に教育センターを中心としたパートナーシップの構築について論じた.教育センターを中心とした連携に,学校教育現場と大学,民間企業,地域の施設,さらにはNPO等が,どのように進められているかを明確にした. 学術研究と実践研究の関係を考察した上で,教育情報や教育資料の収集について,大学からのセンターを通じた教員研修への提供やこれからの新しい教材開発の観点や評価法等を示した.近年,学校全体が危機管理に取組む必要が見られるため,科学や科学教育に関連した教育活動における危機管理についても論じた.「総合的な学習の時間」の素材としても活用が可能な「教材」について,その具体的な教材開発の観点や先行的な取組を示した.加えて,評価が重要な観点となりつつある中で情報教育・技術教育を中心としてメタ認知力の育成を目指した自己評価表の工夫を提示した. 教育センターにおいて実施された実験,観察・野外観察などの具体的な研修プログラムやその実践方法を明確にした.自然体験や野外観察の重要性が指摘されるに従って,教員に対する野外研修の実施は注目され,これに応えるような「野外観察」を実践例から示した.「実験」は理科教育の中で重要な位置を占めるが,どのような観点から教材化し,それを教員研修に取り入れるかは,時代によって改善されていく必要がある.「自然体験」とともに「理科教育や技術教育で重視されている「ものづくり」に関する実践に裏付けられた教材開発について,科学と技術とのはざまでの取組をセンターの研修をもとに提示した.
|