研究分担者 |
伊藤 宗親 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10282310)
加藤 直樹 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (30252117)
益子 典文 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (10219321)
中馬 悟朗 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (30115414)
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研究概要 |
本研究では,通信ネットワークと教師活動を支援する教育情報システムを活用し,一つの学校に居ながらにして,他の学校の教育活動に携われるようにするために,通信ネットワーク及び教育情報システムにどのような機能を実装すればよいか,そのための基礎的研究として,教師の日常的教育活動の内容とそれがどのように行なわれているかを調査分析し,ネットワークを用いて実現できる教師機能,教育情報システム上で実現すべき教師機能および教師活動支援機能の開発を行なうための基礎資料を検討する。特に, (1)遠隔共同学習やティームティーチング,遠隔授業等の学習指導における教師活動・教師機能の分析, (2)校務分掌等での教師間の連絡調整を主とした教師活動の分析 を検討するため,校務分掌等での教師間の連絡調整を主とした教師活動を中心に調査分析を行ない,ティームティーチング,遠隔授業等の学習指導における教師活動・教師機能,生徒指導・生活指導における教師活動・教師機能について,担当教師が日常的に行なう業務や作業内容の分析,担当業務に係わって教師間で行なわれるコミュニケーションの内容分析を,面談及び観察等によって行なった。さらに,それらの業務の一部を,通信ネットワークを介した遠隔共同作業用端末を用いて,2〜3校間での業務実施の試行を行なった。 その試行の結果から, ・ネットワークを介した共同作業による教師活動の内容変化や展開の変化等の分析, ・分析結果に基づく遠隔共同作業用端末の機能改善と教育情報システムで実現すべき機能の解明, ・校務分野における教師活動支援のためのグループウェア機能の解明, ・地域のネットワークを用いた学校間の共同学習指導の試行, を行った。
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