研究課題/領域番号 |
13680245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 岐阜聖徳学園大学 (2003) 名古屋市立大学 (2001-2002) |
研究代表者 |
磯本 征雄 岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 教授 (10029994)
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研究分担者 |
宮原 一弘 名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 助手 (90315903)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 生体情報 / 心電図 / 緊張と緩和 / データ解析 / 生理的変動 / 心理的変動 / 学習状態 / 知的活動 / 生体情報計測 / 発汗 / 知的変動 |
研究概要 |
人体には、心電図、脳波、筋電図など、様々な種類の生体電気が発生しており、これらは生体反応データとして計測でき、心理的・精神的事柄を反映していると言われている。本研究では、知的活動としての学習時における心電図に関する生体反応データを計測し、その解析によって学習者の生理的・心理的・精神的変動を観察する手法を開発研究した。これによって、インターネットなどを介したCAIによる個別遠隔学習支援において、学習者の心理的状況を教授者側で把握することを可能にすることを狙いとした。 学習時における精神性の生体電気のみを引き出すために、センサー取り付け位置を手首として四肢誘導型計測法を用い、四肢誘導型計測による生体反応データの計測方法を確立した。この方法は、身体の自由な動き確保する点でもよい方法である。さらに、センサー取り付け位置やセンサーの感度を様々に組み合わせることで、ノイズの除去や特徴量の効果的抽出を容易にした。計測データの解析では、異なる取り付け位置のセンサー間の差の計算や、フィルターを掛けることなどの方法でノイズの除去を試み、心電図RR波間隔の変動高周波成分から緩和度を、低周波成分から緊張度を取り出した。 成人数名の被験者を対象に、本研究で開発した手法でテトリスゲームのプレイ状況での生体電気計測を実施し、ゲームの状況から見た推定した緊張と緩和の状況を、心電図の解析結果と比較して緊張と緩和の状況と推定を試みた。その結果は、被験者の心電図と心理的・精神的緊張と緩和の変動状況がよい対応を示した。精神的変動内訳については未だ不明の点も多いが、緊張と緩和に限定するならば、実践的活用の可能性を確認できた。
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