研究分担者 |
松永 公廣 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (20099831)
若林 茂 神戸市立工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (80158584)
望月 久稔 大坂教育大学, 教育学部・教養学科, 講師 (20311045)
下倉 雅行 大阪府立工業高等専門学校, 一般教養科, 講師
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研究概要 |
本研究の目的は,インターネット上で利用できる電子ノートを利用した遠隔学習システムを構築することである。平成13年度は遠隔学習システムの構築,平成14年度は,2つの高等専門学校で共同学習による学習環境を構築した。平成15年度は,平成13-14年度の学習システム(学習システム1)の問題点を指摘し,遠隔学習の視点から電子ノートを利用した遠隔学習用の学習システム(学習システム2)の検証を行い,さらに,新たな遠隔学習向きのプログラミング学習環境(学習システム3)を提案した。また,電子問題集による学習システムによる教育実践の有効性を確認した。具体的には,遠隔学習用の3つの学習システムに対して,以下の研究成果が得られた。 <学習システム1> 1)遠隔学習環境の設定のためのファイル(学習環境構築ファイル)を教材管理サーバ上に実装し,クライアント側に,学習環境が自動的に構築されるようにした。 2)Webサーバに送られた学習者の情報(考察・助言など学習履歴,学習評価に必要な操作履歴など)をデータベースとして,学習管理サーバ上に実装した。 3)この学習システムを利用して,教材管理サーバを大学に移して,2高専間で共同学習を行えることを確認した。 <学習システム2> 4)新しい遠隔学習向きのプログラミング学習環境を提案し,この学習システムを実装した。 5)高等専門学校で教育実践を行い,遠隔学習用に利用できることを確認した。 <学習システム3> 6)プログラミング学習のための電子問題集を作成し,Webサーバ(教材管理サーバ)上に構築した。なお,電子問題集の作成では,CGIによって問題集が自動作成される支援システムを利用する。 7)上記のシステムを利用した教育実践を行い,有効性を確認した。
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