研究課題/領域番号 |
13680271
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | メディア教育開発センター |
研究代表者 |
廣瀬 洋子 (広瀬 洋子) メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (80208884)
|
研究分担者 |
都筑 繁幸 (都築 繁幸) 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (90227447)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 障害者支援 / 高等教育 / スペースコラボレーションシステム / 遠隔教育 / 米国の障害者支援 |
研究概要 |
はじめに 高等教育におけるIT革命の中でもITを利用した障害者の学習支援は世界的な潮流となっている。本研究では、米国や英国での大学の障害者支援のあり方を研究するとともに、複数サイトとの遠隔双方向コミュニケーション可能なSCSを活用して、障害者が在籍する全国の高等教育機関を結び、個々の大学・学生・担当教職員が抱える諸問題を討議し、大学への支援と学習支援システムの構築を目指した。 SCSのFDに関する研究の内容的成果 SCSは、異動困難な人には遠隔地の人とのコミュニケーションを可能にし、聴覚や視覚に障害のある人には手話や音声、字幕をとおしてより密度の濃い交流を可能にした。また、SCSで配信されたコンテンツを障害者の高等教育に関する学習教材の素材として蓄積し本報告書にまとめた。 SCSの技術的成果 SCSの特性を生かして、講師とともに手話通訳者の配置や、同時字幕を分割画面で配信することによって、聴覚障害者への情報保障に配慮した。SCS配信に先立って特設ウエブサイトを開設し、コンテンツや関連資料をウエブ上で公開することにより、聴覚障害者・視覚障害者が直接情報を事前に入手することを可能にした。 報告書の内容 第1部では、SCS研修第1回から第7回まで、日本の大学・関連機関の専門家の講演のテーマ別の研修内容と関連資料を整理し、サイトとの併用によってより中身の濃い情報の配信と、推進面での問題点を明らかにした。 第2部では法的整備が進む米国の先進事例から、障害者が学びやすい環境整備・学習支援について報告した。 第3部では、全国の高等教育機関に対して障害学生とIT環境に関するアンケート調査の結果を報告した。 第4部の実践・活用編では、米国の高等教育における障害者支援に関するビデオ教材を製作に関連して研究した米国の大学ウエブサイトの障害者支援ガイドブックなど関連コンテンッを分析し、それらをもとに日本での実践的活用を目指した論考を掲載している。 本研究の成果は本報告書のほかに、以下のサイトから発表されている。http://www.nime.ac.jp/~disable/
|